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韓国「国債10年物」までが基準金利以下に


    債券市場では景気減速に対する懸念が強く提起された。3年物と5年物に続き、10年満期の国庫債金利も基準金利下に落ちたからだ。

    これは中・短期だけでなく長期的な経済見通しにも悲観的な評価が増えたという意味で、市場の不確実性が大きくなったことから浮動資金が安全資産に大挙して押し寄せた結果だ。米・中貿易紛争が世界的な景気を実際に萎縮させるという不安も加勢した。

    29日の金融投資協会(KOFIA)によると、10年満期の国庫債金利は前取り引き日との比で5.2bp(1bp = 0.01%ポイント)下落した1.741%で取り引きを終えた。韓国銀行の基準金利である1.75%以下に下がった数値だ。国債10年物金利が基準金利以下に下がったことは史上初めてだ。またこの日に記録した国債10年物金利は、2016年11月9日以降の31ヶ月ぶりに最低値だ。

    国債3年物と5年物の金利も大幅に下落して、それぞれ前の取り引き日との比較で3.5bpと4.0bp落ちた1.619%と1.642%で取り引きを終えた。

    前日、米国市場での債券金利が大きな幅でダウンしたことから、国内債券の金利もあとを追う形だ。 28日(現地時間)、10年満期の米国債金利は前取り引き日との比で5.9bp下落した2.268%で取り引きを終えた。

    資本市場研究院(KCMI)のペク・インソク研究委員は、「5月初めの米・中貿易紛争の悲観的なシナリオが、債券市場に新たな変数として浮上した」とし、「米国債の金利までが大きく下落するやいなや、安全資産への選好現象が広がった」と説明した。
  • 毎日経済_チョン・ヒヨン記者/ホン・ヒェジン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-05-29 17:59:17