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韓国精油業界…「コロナ拡散」で最悪の危機


    「コロナ19」の拡散懸念で精油業界が最悪の危機を迎えた。今年初めには業況の改善による業績回復の期待が大きかったが、今回の事態で状況がさらに悪化したためだ。国内の石油消費はもちろん、最大消費国である中国の輸出量も大幅に減少した。業界では「今年の上半期が最も大きな危機」という言葉が公然と出てきている。

    20日の精油業界では「コロナ19事態」で今年はガソリン・軽油・ジェット燃料など、石油製品に対する需要が大幅に減少するだろうという観測が出ている。 2003年の「SARS事態」よりも悪いという見方が多い。

    大韓石油協会によると、SARSの流行がピークに達した2003年3月当時、石油製品の消費量は前年比で11%減少した。製品別の減少幅では航空燃料が24%と最も大きかった。その次にはガソリンが20%減少した。軽油も7.6%減少した。 2009年の新型インフルエンザと2015年の「MERS事態」でも、石油製品の消費量は前年比でそれぞれ2.6%と3.2%減少した。ある精油会社の最高経営責任者(CEO)は、「今回の事態の影響で陸海空すべての領域の貨物と旅客輸送が急減し、航空燃料と船舶油だけでなく、ガソリンや軽油などのすべての種類の石油製品需要が急減している」と吐露した。

    事実、精油製品の需要減少は昨年から続いている。韓国石油公社によると、昨年の国内航空燃料の総消費量は1日当たり10万6396バレルを記録した。これは2018年(10万9195バレル)比で2.5%減の数字だ。国内精油会社全体の売上げのうちの10~15%を占め、毎年5%ずつ成長してきた航空燃料の消費量が減ったのは11年ぶりだ。

    「コロナ19」という突発変数を迎え、今年に入ってから内需だけでなく輸出にも「赤信号」が灯った。

    コロナ19の拡散による工場の稼動中断などで、中国の石油消費が急減しているからだ。国内精油会社の輸出のうちで中国の割合は20%前後に達している。国内の各精油会社は売上げのうちの55~57%を輸出で上げることを考慮すると、中国の石油需要の減少による打撃は相当なものになる見通しだ。業界関係者は、「石油製品の需要が急減し、国内の石油精製所の稼働も減らしているうえに、中国が韓国製品を輸入するだろうか」とし、「現在の精油業界の状況は泣き面に蜂」だと訴えた。

    精油会社の実績を左右する精製マージンはなんとか少しずつ回復しているが、一時的な現象にとどまる可能性が高いというのが業界関係者の説明だ。今月の第二週、シンガポールの複合精製マージンはバレル当たり4.0ドルを記録し、前週(2.5ドル)よりも1.5ドル改善した。精製マージンは先月の第2週にバレル0.2ドルで底をついた後、毎週上昇傾向を見せている。精油業界の関係者は、「コロナ19の影響で国際原油価格は急落したが、石油製品の価格は中国の減産による供給減少の影響で、相対的に落ち方が低くて精製マージンが改善された」と語った。とは言え「中長期的に原油価格の下落は最終的に製品の価格引き下げにつながるしかなく、さらには棚卸資産の評価損失も発生するため、収益に悪影響を与える可能性が高い」と説明した。

    石油関連の国際機関も今月に入って、グローバルな石油需要の見通しを相次いで下方修正した。去る12日、石油輸出国機構(OPEC)は今年の世界の石油需要見通しを20%近く下方修正し、「コロナ19の発生が今回の見通し修正の主要因」だと説明した。

    先立って国内精油各社の昨年の営業実績はいっせいに下落した。 SKイノベーションは2018年(2兆1032億ウォン)に比べて39.6%減の1兆2693億ウォンを記録した。 GSカルテックスは前年(1兆2342億ウォン)よりも28.7%減少した8797億ウォンにとどまった。現代オイルバンクとSオイルも、それぞれ21%と29.7%減の5220億ウォンと4492億ウォンにとどまった。

    一方、現代オイルバンクはこの日、「最大で5000億ウォン規模の社債を発行する計画だ」と明らかにした。借入金の返済と運営資金の活用などで、先制的な財務構造の改善に乗り出したものと解釈される。特に19日に締め切られた社債の需要予測は、当初に計画していた募集額の3倍の9000億ウォンの買い注文が殺到したと伝えられた。
  • 毎日経済_ノ・ヒョン記者/ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-02-20 17:48:12