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韓「コロナ特需」…バイオヘルス製品の輸出、15兆突破

前年比で54.4%急増 


    昨年はコロナ19事態で海外での需要が減ったことで韓国の輸出総額は減少したが、バイオヘルス製品の輸出額は前年比で50%以上も急増したことが分かった。コロナ19で国産診断キットの輸出が急増したうえに、国産バイオシミラー(バイオ複製医薬品)製品の海外市場シェアが急膨張したおかげだ。

    去る1日に産業通商資源部が発表した「2020年の年間輸出入動向」によると、昨年の全体輸出額は5128億ドル(約556兆5400億ウォン)で、2019年の輸出額5422億ドルに比べて5.4%減少した。しかし昨年のバイオヘルス分野の輸出額は141億ドル(約15兆3000億ウォン)で、前年(91億ドル)よりも54.4%急増したことが分かった。バイオヘルス分野の年間輸出額では歴代最高で、昨年は初めて「輸出10大品目」に入った。

    これにはコロナ19事態で世界的に需要が急増した診断キットの輸出が大きな役割を果たした。コロナ19事態が深刻になる前の昨年1月、診断キットの輸出額は3000ドル(約325万ウォン)水準で、輸出そのものが微小だった。しかし4月中に2億ドル(約2170億ウォン)の輸出成果を出すなど、昨年の11月末現在で診断キットの輸出額は5億4600万ドル(約5900億ウォン)に達した。

    バイオシミラーの急成長も注目に値する。韓セルトリオンや韓サムスンバイオエピスのバイオシミラー製品は、欧州連合(EU)と米国市場でオリジナル薬品をこえる市場シェアを確保しながら、昨年の医薬品輸出額は73億ドル(約7兆9200億ウォン)台に上昇した。前年(41億ドル)に比べて76.9%も急増したわけだ。人工呼吸器などの医療機器の輸出も大幅に増えた。昨年の医療機器分野の輸出額は40億ドル(約4兆3400億ウォン)だった。

    産業通商資源部は「国内製薬会社とバイオシミラーがヨーロッパや米国でシェアを拡大していく中で、国産のコロナ19診断キットを輸入するために各国から要請が続いた」とし、「K防疫の優秀性が知られたことで、人工呼吸器などの医療機器の輸出も増加した」と説明した。政府は今年もバイオヘルス分野の輸出額が継続して拡大するだろうと予想した。
  • 毎日経済_パク・ユンギュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-01-05 17:15:28