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韓国航空宇宙産業「500兆の宇宙市場の先取り」乗り出す

    • KAIのアン・ヒョンホ社長


    韓国航空宇宙産業(KAI)は500兆ウォン規模と推定される宇宙市場を先取りするために、総力を傾けて乗り出した。この27年間に積み重ねてきた技術力と営業網を土台に「バリューチェーン(価値連鎖)」を完成し、未来成長産業を先取りするという計画だ。KAIは慶南の泗川市にある本社で3日、宇宙産業のトレンドの変化に先制的に対応するための「ニュースペースTF」を発足した。 TF長のハン・チャンホン未来事業部門長(常務)を筆頭に、戦略グループと財務グループなどの社内の力量を結集して作った。

    このためにKAIは宇宙分野の専門機関と企業やスタートアップとの具体的な協力案を模索し、実行計画を策定する方針だ。実際、先月18日には小型・超小型衛星市場に本格的に進出するために、KAISTと業務協約を締結した。これまで行ってきた中・大型衛星に小型・超小型衛星の技術を組み合わせ、融合・複合ソリューションを開発するという趣旨だ。特に複数の小型・超小型衛星を低軌道に発射して、既存の中・大型衛星と連携すると通信速度の向上が可能となり、次世代移動通信網の構築と気象予報・災害災害予防、監視、偵察などに活用することができる。これらと同時に、自律走行とモノのインターネット(IoT)、第6世代(G)移動通信などに対する一般的なサービスも提供が可能だ。

    KAIは1994年から衛星の開発に主導的に参加してきた。 1トン級の衛星である多目的実用衛星(アリラン)と、3トン級の静止軌道複合衛星、初の民間主導で開発した次世代中型衛星などが代表的だ。「425開発事業」と呼ばれる国防衛星事業も行っている。高解像度の映像レーダー(SAR)搭載衛星と電子光学(EO)・赤外線装置(IR)搭載衛星を研究開発(R&D)している。

    KAIのアン・ヒョンホ社長は先月、衛星事業と関連して「衛星分野は尖端融合・複合市場の中核事業として成長が期待される分野」だとし、「未来の高速ネットワークの需要に対応した、民間宇宙産業分野を拡大する」と語った。
  • 毎日経済_ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-02-03 17:30:28