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キム・ジョンヘ写真展、風そして…痕跡

Citylife第450号…町の公演 ④/④ 

    見られるということは、まずは恐怖が先にくる作業だ。ファインダーの中のフレームは、風を利用した作業でもあり、筆のタッチのように油絵を想像することもある。写真は作家にはときめきだ。風と季節を追っていた長い旅、恋人に会いに行く道でもあった。キム・ジョンヘは四季の美しい自然の姿を、まるで風に舞うような筆のタッチのように表現した。

    作家は青い空の中の雲、風と一緒に来る暗雲、花の雨の日、トゥムルモリの夜明けの霧雨などを撮影した。まるで油絵のように見える写真は、長時間露光で撮影したイメージで美しい色味が加わり、感覚的に迫ってくる。作家は自分の作品活動をこのように言う。

    「新しい被写体に向けた、その情熱は夢のような日々の連続だったので、空(から)のものを埋めていく、その過程が私には幸せな時間だった。まだ私はたくさん不足していると思う。なぜなら、行く先々で新しい被写体に会い、彼らと会話することがまだ楽ではないから。そこで私はもう一つの絶望を感じることもある。しかし、カメラを持っていること自体が幸せだ。私に幸せを満たし、それを見つめることで意味を与えてくれる、私の今後の写真生活は足りない部分を埋めていく過程になることだから我慢しながら学んでいくことに、より大きな意味を置きたいと思う」

    日時 ▶ 10月29日(水)~11月4日(火)午前10時~午後7時
    場所 ▶ ソウル特別市鍾路区仁寺洞通り39 ギャラリーナウ(http://gallery-now.com)
    お問い合わせ ▶ 02-725-2930

    <終わり>
  • Citylife第450号(14.10.28日付) | 入力 2014-10-28 09:40:09