カルチャー > カルチャー
[大韓民国画家 ④] 在野作家60年から世界的なアバンギャルド作家へ、イ・スンテク
オールドボーイの帰還…応答せよ！ 7080美術界の元老たち ④/⑦
- △写真=1.
1979,Photography, 70*80cm 2.ギャラリー現代 3. 1989, Paint on styrofoam, 64(h)*48*43.2,79(h)*55*54
「イシューを作るのではなく、評論家たちを困らせたかった」。八十歳の時に女性の裸身を模した立て看板を肩に担いで、エイズ予防パフォーマンスを繰り広げる老作家を見たことがあるか。
イ・スンテクは、自身を見せてその代わりに作品を後ろに隠したり、深刻で真剣な省察により他人を咎める作家ではない。キャンバスに火をつけて漢江に浮かべて流し、工事現場の壁にコケの色素で絵を描いて、ロープで壁に絵を描く。彼は風、火、水、煙などの可視化することは困難な「非物質」を素材にし、コインドル（支石墓）に点滴ボトルをぶら下げ、渓谷や砂浜に滝、波を描く。
農家でござを編む時に使う『コドゥレットル（重石）』は、現在、テート・モダン2階の展示場にジュゼッペ・ペノーネ（Giuseppe Penone）など、世界の有名作家の作品と一緒に「テート・コレクション」として展示されている。昨年、ジョアン・ミロ（Joan Miro）の作品が展示されていたロンドンフリーズ彫刻公園には、「核兵器を廃棄せよ」と書かれた大型インスタレーション作品『ビラ』が立っている。
彼は昨年10月、韓国作家としては初めて国際的な美術アートフェアであるロンドンフリーズで公共美術展である「フリーズ彫刻公園」と元老作家展「フリーズマスター」に同時に選定された。ギャラリーには「私は世界を逆さまに見て、逆さかまに考えて、逆さまに生きていた」と書かれた布団が敷かれていて、その上に作家の自刻像が逆にぶら下がっている。世界を裏返して眺めることを楽しみ、在野の作家として長い年月を生きてきた作家の人生と似ている。ロンドンのフリーズアートフェア初日に作品の半分以上が売れ、世界有数の美術機関、コレクターが八十を越えた彼の作品を所蔵している理由だ。
イ・スンテク（1932年生まれ）は、1960年代と1970年代に、前衛的な作業を通じ、韓国美術史において重要な役割を果たした。ソウル大学と弘益大学の派閥活動に耐えられずに自ら在野の生活を選択し、彼は50年が経った後、白南準アートセンター国際芸術賞（2009）の第1回受賞者に選ばれ、初めて名前を知らせた。 - Citylife第454号（14.11.25日付）文_パク・チャンウン記者/写真=ギャラリー現代、アラリオギャラリー、国際ギャラリー、李應魯美術館 | 入力 2014-11-25 11:10:10.300000000
