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「色が即ち空!空が即ち色!」ラッパーになった学人僧侶

念仏をラップとヒップホップで解釈 

    「目に見え、耳に聞こえ、鼻に香り、舌で味わい、手につかめて、考えから離れない全てのものは色!色!色!そんな色は空と違わない、引き裂いてみても、壊してみても、実際にはない空、空、空、そんな空は色と違わない、色がまさに空!空がまさに色!」(『慰労(邦題仮)』の歌詞の中から)

    仏弟子ではない、一般の人たちには生硬で難しい般若心経をヒップホップ歌謡として聞くことができるようになった。僧伽大学で勉強する新世代の学人僧侶が披露したラップスタイルの念仏が反響を得て、デジタル音源として作られた。

    念仏ラップの主人公は、慶北金泉青巖寺(チョンアムサ)僧伽大学29期の学人僧侶で、卒業を記念して、直接企画した『アジェアジェバラアジェ』(「羯諦 羯諦 波羅羯諦」の韓国式読み)シングルアルバムを発売した。アルバム製作には4年生の卒業クラスの合計13人の学人僧侶が参加した。初めて披露した舞台は曹渓宗教育院が念仏修行の大衆化と生活化のために7月に開催した「第1回学人念仏試演大会」だった。青巖寺僧伽大学のヘガン僧侶が直接舞台に出て般若心経の重要教義である空の教えをラップスタイルで簡単に解説して紹介し話題になった。去る22日の冬至の日に公開された最初の曲『アジェアジェバラアジェ#1(邦題仮)』は、ヒップホップジャンルの念仏だ。般若心経を解説して書かれた現代的な歌詞が特徴であるが、すべてのことは、縁でしばし現れるものという「般若心経」の空の思想をもとに励ましのメッセージを込めた。これと共に、来年1月15日頃第二音源である『アジェアジェバラアジェ#2 希望』を公開する予定であり、CDは1月末発売される。『慰労』の音源は、MelOnやBugsなどの各音源サイトとiTunesでダウンロードすることができる。

    曹渓宗教育院教育部長のチンガク僧侶は「創作念仏を披露することができる学人念仏試演大会という場が設けられ、学人僧侶の創造性が引き立つ新しいハングル念仏が出て仏教文化コンテンツとして製作されたという点が非常に意味深い」とし、「念仏ヒップホップという新しいジャンルを介して仏教梵唄を若者たちにアピールすることができる良いきっかけになると期待する」と伝えた。
  • 毎日経済 ホン・ソンユン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-12-29 04:01:03