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貞洞夜行祭り…130年ぶりに公開された駐韓米国大使館

    駐韓米国大使官邸が29日、一般に初めて公開された。ソウル市中区が準備した「春の夜に出発するテーマ旅行-貞洞夜行祭り」のためだ。韓国の伝統的な韓屋の様式を組み合わせて建てられた米国大使官邸は、ソウル貞洞の徳寿宮の隣に位置しており、現在は、1975年に改築を指示した当時の駐韓米国大使フィリップ・チャールズ・ハビブ(Philip Charles Habib)の名前をとって「ハビブハウス(Habib House)」と呼ばれる。

    ここは1884年、朝鮮王室が西洋人に売却した最初の不動産であり、米国政府が海外に保有している公館の中で最も古いところだ。また、ソウルにある外国大使館の中で唯一、韓国の伝統家屋の姿をしている。

    韓屋と庭園が調和を成した空間で、市民は5月の夜の情趣を満喫した。駐韓米国大使官邸は30日午後2~6時に、もう一度開放される。

    韓国の近代文化財が集まっているソウル市中区貞洞で開かれた「貞洞夜行祭り」の初日のこの日、市民は駐韓米国大使官邸以外にも、多様な見どころを楽しんだ。徳寿宮の石垣道に沿ってあちこちで夜の公演が開かれ、徳寿宮から培材学堂(ペジェハクタン)歴史博物館、ソウル市庁別館の貞洞展望台までの探訪路プログラムも人気だった。

    祭りの最終日の30日には、午後2時から「カルチャーナイト(Culture Night)」が運営される。このため、貞洞一帯の徳寿宮と聖公会のソウル大聖堂、市立美術館、培材学堂歴史博物館、警察博物館、ソウル歴史博物館などの20カ所が夜遅くまで公開される。ソウル市中区の新堂洞、中林洞、武橋洞などの洞名に対する由来も聞くことができ、「ミニ機織り」を利用して夜光ブレスレットを作るなど、各種の体験イベントにも参加することができる。

    貞洞は1396年、太祖・李成桂(イ・ソンゲ)の継妃神德王后康氏の陵である貞陵が作られたことから生じた地名だ。貞陵は1409年、太宗が今の貞陵洞に移動して改葬させており、貞洞には残っていない。

    また、貞洞は1883年に米国公使館が最初に定着して以来、英国・ロシア・フランス・ドイツ・ベルギーなど各国の公館が順番に入って注目され始めた。
  • 毎日経済_チェ・フイソク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-05-29 17:25:54