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考えのしわを伸ばしたら…キム・ミギョンの個展
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- 考えにもしわがある。複雑な思いであるほど、そのしわは深い。作家キム・ミギョン(51)は、その考えのしわをキャンバスに薄く広げる作業をしている。道具は筆ではなく、ナイフ。韓国で文学を専攻した彼女は、ニューヨークのパーソンズ美術大学で絵画とデザインを専攻した。
12年間ニューヨークで作業をした彼女はソウル特別市鍾路区花洞(ファドン)にあるギャラリービーワン(gallery b'one)で「Time is standing quietly(立っている時間)」展を開く。
一見アメリカの抽象表現主義の画家マーク・ロスコと韓国の単色画を連想させるが、彼女は、いかなるイズム、メッセージ、敍事のような考えを拒否する。
作家は「すべての人々の心をひとつずつ広げて重ねたらどうだろうという考えから作業を開始した」とし「塗料を数十回重ねる、繰り返しの行為によって根源に到達しようとしている」と述べた。
キャンバスにアクリル絵の具を使う作家の内面の風景を「停止された時間」に込めようとする。発色の印象は深いが重くない。展示は30日まで。(02)732-1273 - 毎日経済 イ・ヒャンフィ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-06-11 04:01:03