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流通・ファッション業界、誰もかれも「スターウォーズ」マーケティング

  • 映画『スター・ウォーズエピソード7(Star Wars:The Force Awakens、2015)』(以下、スターウォーズ)の公開を控えて、流通・ファッション業界は関連マーケティングを活発に行っている。スターウォーズのマニア層を含めて、ますます大きくなっているキダルト(Kidult)市場での売上高の増加を期待するからだ。

    10日、流通業界によると、新世界百貨店は今月27日まで、全店舗でスターウォーズ・リミテッド・エディション商品を披露する。ディズニーと手を組んで新世界が直接製作した商品で、Tシャツやジャケット、バックパックやトートバッグなど、28品目にのぼる。また、国内では、まれな世界中の限定版スタチュー(statue)とフィギュアを展示して、百貨店を訪れた顧客に多様な見どころを提供している。

    大型マートでは、クリスマスや新年の贈り物としてスターウォーズ関連おもちゃマーケティングが盛りだ。ホームプラスでは、全国141店舗で「スターウォーズグッズ展」を30日まで進行する。スターウォーズの正式ライセンスを持つグローバルおもちゃメーカーと手を握ってスターウォーズ映画に実際に登場するおもちゃを披露する。ホームプラスの関係者は「子供の日もやはりおもちゃ販売が書き入れ時だが、クリスマスは小学校の休暇シーズンと重なって、おもちゃの需要がさらに増加する」とし「特に今年は、映画スターウォーズが10年ぶりに新作公開を控えており、関連おもちゃの売上高が大幅に高まるだろう」と予想した。実際、この10月から11月までホームプラスのスターウォーズレゴの売上高は、前年同期比118.9%も上昇した。

    ロッテマートもおもちゃの専門店トイザらスから、25日までスターウォーズ関連おもちゃ120個余りを集めて販売する。特に、スターウォーズ・シリーズの代表的な象徴である「スターウォーズE7アルティメットFXライトセーバー - カイルローレン」を1500個限定数量で単独販売して目を引く。

    先立って、オンラインショッピングモールのオークションでは先月、モバイルで単独販売していたスターウォーズ・クロス万年筆が80万ウォンの高価のものであるにもかかわらず、販売3日で完売した。

    ファッション業界もスターウォーズのマーケティング行列に飛び込んだ。

    イーランドのSPAブランドのスパオ(SPAO)は、スターウォーズを活用したグラフィックTシャツとスウェットシャツ、パイロットジャンパー、クロスバッグを含む30種類以上の商品を販売した。また、他のSPAブランド、ユニクロもスターウォーズのキャラクターを活用して、発熱内の「ヒートテック」を発売しており、ミレー(millet)とエム・リミット(m-limited)などのアウトドアブランドでもスターウォーズコラボレーション製品を続々と出している。

    このように流通・ファッション業界が、スターウォーズのマーケティングに力を入れている理由は、国内の厚いマニア層を形成しているスターウォーズを介して、関連製品の売上高が増加するものと期待しているからだ。

    実際、ファッション業界は、今年上半期上映した映画『アベンジャーズ』関連製品を販売した後、売上高の増大を経験した。一例として、スパオは今年初のアイアンマンのトレードマークであるアーク(Arc)リアクターがプリンティングされたアークリアクターTシャツ2万枚を披露して、一日だけで完売させた。

    世界的に興行した映画の特殊を確実に見たのだ。専門家は、世界的に人気のあるスターウォーズ関連商品の売上高も、来年度50億ドルに達すると予想している。特にスターウォーズ関連商品について、既存のマニアだけでなく、キダルト、すなわち20~30代だが、まだ子供の雰囲気と感性を大事にして追求する大人の消費者も熱狂しており、売上高の増加がより一層期待される。キダルト市場は現在5000億~7000億規模で毎年20~30%高成長している。

    流通業界の関係者は「百貨店やマートでは、もう単に物を売るのではなく、差別化されたコンテンツを提供することが話題になった」とし「そのような意味でスターウォーズは、関連するファンだけでなく、キダルトに郷愁を呼び起こし、消費に導く良いマーケティング手段となっている」と述べた。
  • 毎経ドットコム パン・ヨンドク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-12-10 15:00:05