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曜日ごとに特別な「徳寿宮の石垣道」

    都心のど真ん中で静かな趣を誇る徳寿宮の石垣道が曜日ごとに風変わりな姿に変身して、市民を迎えている。

    ソウル市は、徳寿宮の大漢門から円形噴水に至る徳寿宮道300メートル区間を年中平日午前11時30分から午後1時30分まで「歩行専用通り」として運営している。特に4月から10月の間には、近所の会社員たちが車を心配せずに思う存分歩くことのできる空間を提供して、文化公演や工芸品ショップまで、様々な楽しみを提供している。昨年まで月・水・金曜日にのみ進行していたこのイベントは、会社員や観光客の間で口コミが広がり、良い反応を得て、今年から木曜日を含む週4回へと拡大した。

    • < 徳寿宮石垣道の水曜日「お弁当通り」(左)、金曜日から日曜日までの「徳寿宮フェアショップ」(右)>

    毎週月曜日は「文化のある通り」というテーマで解説つきのクラシック、国楽、インディーズバンドの公演が行われる。ソウル市は「月曜正午の音楽会」を運営していた貞洞第一教会と学校などの関係機関とレベルの高い文化公演を準備している。

    水曜日には、おいしい「お弁当通り」が開かれる。ソウル市はパラソルテーブルを設置して、市民がお弁当を食べながらピクニックに来たような気分を感じることができるようにしている。お弁当通りは席が限られている関係から、電子メールで事前申請した市民に優先的に割り当てがされている。事前予約は遅くとも前の週の金曜日までに参加人数、連絡先を記載して公式メールアカウントに申し込む必要がある。

    毎週木曜日の徳寿宮の石垣道は公開募集したアマチュア芸術家の大道芸が繰り広げる「市民芸術通り」に変身する。また、自分が直接作ったアイデア商品や手工芸品を展示することもできる。徳寿宮道のストリート公演や作品展示に参加するには、事前に「ストーリーインソウル」を介して申請する必要がある。

    金・土・日曜日には「徳寿宮フェアショップ」が開かれる。徳寿宮フェアショップでは、障害者企業など社会的企業が作った芸術作品やデザイン・工芸品などが販売される。ソウル市側は「行事を通じて、社会的企業の販路拡大をサポートすると同時に、市民に楽しみを提供することができるものと期待している」と明らかにした。

    シン・ヨンモク ソウル市都市交通本部長は「徳寿宮道を昼休みだけでも車に邪魔されずに様々な公演とイベントを楽しむことのできる、躍動感のあるストリートにしていく」とし「今後も便利な歩行文化空間を持続的に拡充していく」と伝えた。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 キム・ジヒョン インターン記者 / 写真=ソウル市フェイスブック | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-26 11:04:28