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「ヘザウィック・スタジオ:世界を変化させる発想」韓国初展示

10月23日まで漢南洞 DMUSEUMにて開催 

    デザイナーのトーマス・ヘザーウィックと彼のスタジオ「ヘザウィック・スタジオ」の「ヘザウィック・スタジオ:世界を変化させる発想」展示が6月16日から10月23日まで漢南洞に位置する「DMUSEUM」にて公開される。

    ヘザウィック・スタジオは50数年続いたロンドンの2階建てバスの新デザインを担当し、全世界のあちこちの悩みの種に転落したり、捨てられた空間にZeitz MOCAA、ボンベイ・サファイア蒸留所など実験的ながらも使用性に忠実な建築物を設立し、新たなアイデンティティを付与してきた。

    この他にも見えないメカニズムと光センサーを通じて自動で反応し回転する独特な形態の椅子、高温加熱されて溶けた金属を金型枠に通貨させて組み立ての段階なしに作り出したなめらかな椅子、2012年ロンドンオリンピックの開幕式を飾った204個の聖火台など、建築物だけでなく家具、編集デザインなど多様なプロジェクトを行ってきた。

    DMUSEUMのキム・ジヒョン主席キュレーターは「現代事業から教育まで、創意性が主な話題に取り上げられながら融合的な考え方で多様なプロジェクトを展開してきたヘザウィック・スタジオを新たな展示対象として選定した」と説明した。

    今回の展示ではヘザウィック・スタジオが21年間全世界で披露してきたものの中から厳選された26のプロジェクトだけでなく、トーマス・ヘザーウィックが大学時代に自由に実験し具体化したスケッチ、作品などをともに見ることができる。

    トーマス・ヘザーウィックは「若い頃に持っていた良いアイデアは政府が話すビジョンにより消えたものが多いが、今回の展示を通じてお見せでき嬉しい」とし、「大学時代、建築家はひとつのスタイルを追求し、これを通じて作業を拡散せねばならないと学んだが、私の場合アイデアを吐き出す過程と職人精神を重要に考える」と伝えた。

    続けて彼は「カリフォルニアに位置するグーグル新社屋設立を受け持つことになったが、職員2万人という人間的な規模を考慮した職人精神を反映するために努力中」だと伝え、ひとつのプロジェクトが完成されるまで徹底した質問と批評をもとにして核心概念を導き出すトーマス・ヘザーウィックの努力を知ることができる。

    細かな思考の過程をはじめとして制作、疎通まで伝統を追いかけたり、まったく慣れないことを引き出すなどの二分法的な枠組みでまとめることができないトーマス・ヘザーウィックのクリエイティブなデザイン過程をひとつひとつ確認することができるという点から、今回の展示は大きな意味を持っている。


  • シックニュース イム・ソヨン記者 / 写真=クォン・グァンイル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-06-15 12:55:00