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韓国国立民俗博物館の歳時風俗「チョンウォルデボルム祭典」
- 来る11日から12日まで、国立民俗博物館ではチョンウォルデボルム(陰暦1月15日 /日本の小正月)を迎え、「2017幸福祈願チョンウォルデボルム祭典」を開催する。チョンウォルデボルムの歳時風俗は農耕社会で村の団結のための綱引きとタルジプ焼きで、共同体が一緒に豊作を祈願していた行事から始まった。この日の行事には、希望と信頼が込められたチョンウォルデボルム料理の味見体験、家の安寧と豊作を祈願する歳時風俗体験、家族の健康を祈願する「ウリチュム散歩」の公演などが用意されている。
季節料理の味見は、時間単位で先着順に提供され、チュィブルノリ体験、ソッテ作り、タルジプ焼き、お守り刷りおよびキーホルダーつくりは参加費が必要だ。国立民俗博物館でチョンウォルデボルムを迎え、悪い厄を祓い、福を呼ぶ民俗遊びとタルジプ焼きなどで豊饒と健康を願ってみよう。
▶ 2017 幸福祈願チョンウォルデボルム祭典
開催日:2017年2月11日土曜日~2月12日日曜日
◆ デボルム節供を味わうプロム(ピーナッツやクルミ、松の実、栗、銀杏などの固い木の実)を噛んで健康に過ごそう。< (上から)節供のお膳、プロム噛み、クィバルギスル >
◆ デボルム風俗体験悪い厄を祓い、福を呼び、豊饒と健康を祈願。< 前回の行事の様子 >
◆ ソンパ足踏み< デボルムの告祀 >
◆ 悪厄払いを作る体験
◆ お守り刷り< 2017年所願成就 >
◆ 私たちの家族を守ってくれるスッテスッテ作り体験:スッテは元々長い竿の端にアヒルの形を切って上げ、空と地を繋げる役割をし、火災、干ばつ、疾病などの災いを防いでくれる村の守護神。江陵地域にだけ自生するシチクと3年以上乾燥させたチュクドンペク(花の名前)の木を切って製作し、変色、ひび割れ、ねじれがない。
◆ 燒紙書き燒紙(不浄をきよめ神霊に祈る意味で紙を燃やすこと、またはその紙)を火で燃やし、場所を浄化したり願いを祈る宗教的行為。
◆ ふわりと浮かび上がったタルジプ厄運焼き< タルジプ焼き(上)、チュィブルノリ体験(下)>
- MKスタイル エディター チョン・ユジン記者 / 写真=国立民俗博物館 | 入力 2017-02-11 05:35:56