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Epik High、「11年間活動していて一番幸せな時間は今現在」

正規8集を発売したEpikHigh(エピックハイ) 

  • 2年ぶりに帰ってきたEpik High(エピックハイ)の威力はすごいものだった。音源が発売されるや音源チャート1位を記録し、タイトル曲だけでなく収録曲すべてがチャート上位に名前を連ねた。「感謝して感謝して、また感謝する」という言葉は社交辞令ではない本心だった。「本当に困惑するくらいに嬉しい。全く予想できなかった反応だ。メンバーの中で予想していた人間は誰もいないと思う。アルバムが出たことだけでも感謝することだったのに雰囲気がとても良くて身の置き場に困る」

    出ることだけでも満足だったという表現がぴったりだった。新アルバムが出るまで長い時間がかかる他なかった最も大きな理由の中のひとつはミスラ・ジンのスランプだった。突然行方をくらまして8ヶ月間連絡ができず、メンバーたちはそんな彼を捕まえて作業室に座らせるまでに1年がかかった。

    「これから出さなければいけない音楽に対する負担が大きかった。前作が私が考えていた期待感とは違う反応だったから受け入れられなかった。逃げようとしたんだと思う。今はアルバムが出てチャートに並んだところを見てもスランプ克服を超えて良くなっている(笑)」(ミスラ・ジン)

    「良く言えばスランプで、外から見れば怠惰だ。実際昨年デビュー10周年アルバムを出さなければいけなかったのにミスラ(ジン)が音楽に集中できなかった。気持ちが許さなかったと言う。私たちチームはいつもそうだけれど、誰か一人がスランプに陥った。いつか私がそうだったときは二人が私を背負って走った。だからチームがあるんだと11年間一緒にやってきているんじゃないかと思う」(TABLO)

    Epik Highは出会いと別れが共存する場所、最も先に出会う場所であるが疎外された空間である靴箱をアルバムタイトルにした。相反する意味のタイトル曲は美しいが最も苦痛な靴であるトウシューズで表現した。収録曲たちも出会いと別れの物語、感性的な曲から19禁判定を受けた強烈な曲まで多様だ。

    特に今回のアルバムのダブルタイトル曲『ホプンエンディング』と『スポイラー』に劣らず注目を受ける曲が先行公開曲『Born Hater』だ。Beenzino、VerbalJint、B.Iなどのラッパーたちが合流して自分たちが話たい話しを強烈に引き出した。

    「各自やりたい話しをした。悪質な書き込みを話す人もいて、前を阻む先輩、権利者、手段を選ばない後輩たち、そんな全てのヘイターに対する話をした。参加したラッパーたちに頼んだことは自分の話に基づいてくれと話した。ヘイターたちがする話しがコアなのではなく、世界がこうだという意味だ。私さえもヘイターだ」(TABLO)

    何よりも今回の正規8集はファンたちはもちろん大衆たちに「Epik Highの本来のカラーを探し出した」という評を受ける程の賞賛が殺到している。鋭さが生きていたデビュー初と『Fly』『LOVE LOVE LOVE』のような大衆的な愛を受けた全盛期の姿がすべて収められている。予想もしなかった酷評を受けた7集とは違うためさらに良い評を受けたとも言える。

    「7集がEpik Highのカラーを失ったという言葉もたくさん聞いたが新しいカラーを受けたと見てくれれば良いと思う。私たちのアルバム全体を見れば7集だけ別で遊んでいる雰囲気があるが、最初にそんなコンセプトで始めたアルバムだった。7集『DON’T HATE ME』と今回のアルバムの『スポイラー』『ホプンエンディング』すべて一緒に作ったがこの3曲の中で『DON’T HATE ME』が核心だと思っている。当時はステージで笑いながら歌いたかった。だからとても感謝した曲だ」(TABLO)

    正反対の雰囲気を共存しているEpik Highの音楽のように彼らも時には真剣に、時には悪戯心が溢れる。『危機』という単語をつけることができないほどつらい時期を経験し、さらに切なくなったメンバー間の仲を告白したが、次第にスランプを打ち明けるミスラ・ジンが注目を受けるとTABLOとTukutzは嫉妬を見せた。ミスラ・ジンにとって既婚者である他のメンバーたちの羨ましい点を尋ねたときも本人たちは「なぜ私たちにミスラ・ジンが羨ましい時を聞かないのか」と悪戯心を見せたりした。愉快ながらも真剣で感性の深いEpik High本来の姿をついに再び向かい合わせた。だからさらに嬉しいのだ。

    「以前うまくいっていたときはその幸せに気づけなかった。若く、ずっと詰まったスケジュールで動いていてそれが幸せで楽しいことだと知らなかった。今回は『これなんだな』という思いで楽しく暮らしている」(Tukutz)

    「仕事が多かったと考えてはいけないと思う。今うまくいっている現実に忠実になろうと決めた」(ミスラ・ジン)
  • MBNスター ナム・ウジョン記者/写真=YGエンターテイメント | (C) mk.co.kr | 入力 2014-11-05 13:43:05