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[SBS 歌謡大典①] アイドル祝祭、斬新な企画力で視聴者を魅了

「2014 SBS歌謡大典」①/③ 

  • 予想を裏切らないアイドル祝祭だった。それでも、他の歌謡授賞式としっかりと差はあった。ステージを他角度で活用し、斬新な企画力で授賞式を多彩に構成した。『分かりやすい』アイドルが企画力と『サム』に乗り始めたため、見るひとには「Good」だった。

    21日午後に放送された『2014 SBS歌謡大典』では今年歌謡界を輝かせた歌手たちとソ・テジ、故シン・ヘチョルなど伝説的な歌手たちの特別なステージが用意された。特にアイドル一色であったこれまで見てきたステージとは違って秀でたアイデアを加えて年末祝祭の雰囲気を存分に生かした。

    特別なコラボレーションステージとスタジオ外の多様なクリップを挿入して時間を稼いだことも生放送舞台の負担感を最小化するのにとても良い戦略だった。

    何よりもスーパールーキーステーション、ヒップホップステーション、メガステーション等いくつかのジャンルを作った点が目に付いた。ダンス音楽にだけ限定することができたがWINNER(空しい)、4minute(今日何する)、Apink(LUV)など自身のヒット曲を新しく編曲して聞く楽しみを披露した。Epik High、Dynamic DuoはそれぞれBOBBY、B.I、WINNERミンホ、とパク・ジョンヒョンと共に見る公演ではなく、目と耳を満たす公演を完成させた。

    GOT7、WINNER、Red Velvet、LOVELYZなどの新鋭たちの代表曲はもちろんロックバンドMaroon 5の『Moves Like Jagger』を爽快にリメイクしたステージも非常に楽しかった。多様なジャンルを網羅しようという試みが目に見えた。

    また、クリスマスシーズンを前に魂を込めて企画したキャロル公演も見所だった。楽童ミュージシャンは『Winter Wonderland』とヒット曲『200%』を続けて歌ってキュートな魅力を発散した。Apinkは『Mr.CHU』をルドルフ(トナカイ)に改詩して作った『Mr.ル』を歌い、BTOBと幻想的なケミを見せてくれた。またソン・シギョンとAileeの呼吸を垣間見た『Baby, It’s cold outside』も耳を刺激した。

    アイドルとソ・テジの合同ステージは特別さを超えた和合の場となった。2PMはソ・テジワアイドゥルの『ハヨガ(何如歌)』『渤海を夢見て』を消化して原曲のパワーをそのまま再現して見せた。続くソ・テジの公演もコンサート会場をそのままお茶の間に作り出したようだった。サウンドとカメラワークに敏感な彼らしく、洗練されたロックサウンドを生き生きと伝達し、まったく散漫しなかった。全員が共にした『最後の祝祭』はこの日のハイライトだった。ジャズ風に編曲された歌とソ・テジと数組のアイドルたちがステージの上って楽しそうに祝祭を満喫してフィナーレを飾った。

    この他にも故シン・ヘチョルを称える『あなたに』と遺作新曲『Real World』のステージは感動を伝えた。ステージを見つめるアイドルは全員立ち上がって傾聴し、硬い表情で故人の悲報を悲しんだりもした。

    このようにSBS歌謡大典は制作陣が「最高の音楽祝祭を作る」と公言していただけに、あちこちに心血を注いだ痕跡が見えた。ステージの転換がすぐに続けられるように6つの空間に分けた公演進行に迅速さを加え、演出アイデアも素晴らしかった。3時間を越えるランニングタイムを効率的に満たした妙手が輝いていた。
  • MBNスターイ・ダウォン記者/写真=SBS「歌謡大典」放送キャプチャー | (C) mk.co.kr | 入力 2014-12-22 08:20:07