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FTISLAND、花美男バンドを脱ぎ捨てた切実な「願い」

5集アルバム「I WILL」 

    若々しい花美男バンドだったFTISLANDは今はもういない。今回の正規5集を見ただけでも、FTISLANDのバンドカラーは濃くなり、成熟美は倍増した。新しい跳躍に出たFTISLANDの意志が収められた。

    ▶ 切実に願う…モノクロ
    FTISLANDの正規5集『I WILL』は1ん4ヶ月ぶりに打ち出すアルバムで音源とミュージックビデオを通じてすでに見せているように、パワフルで強烈なサウンドで武装された。メンバーたちの音楽はもちろん、外見までも成熟した雰囲気が垣間見られた。

    アルバムジャケットからもこのような魅力が際立った。モノクロとカラーの調和を見ることが出来る今回のアルバムからメンバーたちは一層成熟し、男らしくなった姿を打ち出した。

    アルバムを最初に見たとき、メンバーたちの後姿が収められたカラーの帯が表紙を覆っている。一般的にアルバムをめくりやすいように帯がアルバムの表紙に置かれている場合は多いが、FTISLANDの5集では帯を外さないことにはアルバムの中身を見ることが出来ない構成になっている。

    その中にはモノクロのFTISLANDの姿が収められている。アルバムジャケットは大きくモノクロとカラーに分かれている。モノクロになったメンバーたちの個人写真を垣間見ると、ほとんどの顔の陰影が強い。また、メンバーたちが手を集めて祈るような姿が多い。

    これは今回のタイトル曲『Pray』と関連している。所属事務所関係者は「今回のアルバムタイトルである『I WILL』とタイトル曲『Pray』という名前もメンバーたちが自ら決めたもの。モノクロに顔が半分程度出現れているが、陰影を与えて対比される雰囲気を生かした。祈る姿を通じて、切実に願う本人たちの意思を込めた」と説明した。

    ▶ 花美男バンドの壁を破る…カラー
    モノクロ写真がFTISLANDメンバーたちの切実さを収めているとすれば、カラー写真を通じては自分たちが積み上げてきた壁を壊すという意味を与えた。モノクロで続くアルバムとカラーの帯の構成にやっと気づかされる。

    カラー写真のほとんどは焦点が外れたカットが多い。幻想的な雰囲気を生かしたかのように見えるが、これは意図された演出だ。FTISLDANは焦点のはずれたカットを通じて、水の中に閉じ込められている姿を表現した。

    これまでFTISLADNはアイドルバンドという偏見に包まれていた。しかし、今回のアルバムではメンバー全員が作業に参加してバンドの役割をしっかりとやり遂げた。チェ・ジョンフンはタイトル曲である『Pray』を作曲し、他のメンバーもアルバム全体に参加した。これまでも自作曲がアルバムに収録されてはいたが、タイトル曲として打ち出すということは自信でもあり、バンドとして一層発展したいという意志が垣間見られる。

    特に、最後の1枚はメンバーたちが提案したもので、今回のアルバムをもっとも暗黙的に表現した写真でもある。5人のメンバーが互いに手を握って祈る姿で新しいことを渇望するメンバーの意志を表した。

    所属事務所側は「祈る5人の姿を通じて意志を込めた。メンバー全員が自作曲に参加したという点からも重要な意味があるアルバムだ」と強調した。
  • MBNスター ナム・ウジョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-04-04 09:30:55