小劇場に立ち、感激の涙を流したJYJキム・ジュンス

◆ City Life 第475号…STAR TAP ④/⑤

最高の韓流スターJYJのキム・ジュンスが150席規模の小劇場にて公演を行った。5万席の東京ドームを目一杯埋め尽くす彼が、とても小さな舞台に立って涙を流した。感激の涙だった。なぜだろうか。

良く売れたアイドルスターであるため、すでにその事情を忘れた人もいるだろう。「巨大企画会社」を飛び出し、果てしなく長い訴訟戦により一度の放送出演も簡単にはできなかった彼らの事情を。そうだ、この150席の小さな公演舞台が、6年ぶりに初めて立つ音楽放送プログラムだったということ。今、世界の音楽市場を占めるJYJという位相を勘案してみれば、なぜこのようなことが可能なのか分からないが、海外のみ飛び回っていた彼にとって、実に感慨深い舞台であったのではないだろうか。

だからなのか、この日の公演は珍記録を次々と量産した。150席規模の公演会場に観覧申請した人々がなんと5万人にのぼり、公演途中突然流した涙で収録が中断されたりもした。
Citylife第475号（15.04.28付） | 入力 2015-04-22 14:31:24