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キム・ヘス「人間キム・ゴウンも女優キム・ゴウンも良い、今後もっと良くなる女優」

キム・ヘス インタビュー ①/② 

    ハードボイルドノワールの主人公はキム・ヘスにも簡単に近づくものではなかった。

    キム・ヘスはハードボイルドノワールジャンルの『チャイナタウン』を選んだことも容易ではなかったと明かした。彼女は「受け入れるのが難しい作品でした。最近はニュースが衝撃的なことが多く、しようとする話も衝撃的で破格的な話でもあります」とし、「毎日毎日、対面しながら演技することが可能なのかと考えました。いざ作業が開始されてみるとキャラクターだけを考えて、映画だけを考えてついていくことができました」と伝えた。

    映画の背景となったチャイナタウンの物語もはずすことができない。映画の撮影現場についてキム・ヘスは「外部は実際のチャイナタウンで撮影し、内部はセットで撮影しました」と説明した。また、「暗く照らされるチャイナタウンに住民たちの反発はなかったか」という問いにキム・ヘスは「撮影当時には分かりませんでした」と答えた。また彼女は「映画の中のチャイナタウンという設定ですから」と付け加えた。

    キム・ヘスは呼吸を合わせたキム・ゴウンについても惜しみない愛情を見せた。彼女は人間キム・ゴウンと女優キム・ゴウンについて「どちらも良い。可愛いキム・ゴウン。今後より良くなる可能性のある女優」だと説明した。

    これでようやく3つの作品を撮影したキム・ゴウンについて、信頼も厚かった。キム・ヘスは「新人女優だからと心配することはありませんでした。一緒に作品をしながら、かえって頼もしかった」とし、「一緒に演技しながらとても良かった。今後も応援すると思います」と応援の言葉を伝えた。

    キム・ヘスは女優としての成長について、「女優が誰でも成長したいけれど、だからといって全員が成長できるわけではない」とし、「外的には違うかもしれない。ある俳優がしっかり成長しながら、自分のことをすべて持って完成度のある俳優になるまでは周辺の環境がとても重要だと思います」と話した。

    多くの作品をおこなったキム・ヘスにはすべての映画が特別であるが、時間が過ぎるほどにと気持ちが向かう映画があると明かした。

    キム・ヘスは初の長編映画を撮影したハン・ジュンヒ監督について、初めて行う監督とは信じられなかったと明かした。キム・ヘスは「撮影現場でのハン・ジュンヒ監督の姿が一番良かった。現場で一番良かった」とし、「本人が作る映画に対する判断が、とても明白でした。落ち着いて、一貫していて柔軟です。根気がありますが、派手ではありませんでした。映画をはじめて撮る監督だと疑ったことが一度もありませんでした。」と伝えた。

    また、キム・ヘスは映画興行に対して「気を使ったからとどうにかなることではないと分かっています。現場が全部なんだと思います」とし、「ただただ観客の役割だと思います。映画の運命があります」と話した。

    キム・ヘスは今回の映画に対して「まずはこれまで出会うことがなかったキャラクター。そんなキャラクターのアンサンブルのようなものを見ることが出来ます」とし、「女優の変化に関心がある方は好感を持っていただけるでしょう」と紹介した。

    続けて「映画のカラーが強烈で、好き嫌いが別れるだろう」とし、「映画を通じてどっしりとした余韻を感じることが出来るのではないかと思う」と付け加えた。

    多くの映画を撮影してきながら、記憶に残る映画について「特別に、すべて、私なりに違う意味があります。『初恋』という映画がありました」と言及した。

    彼女は当時について「映画をするときには良く分かりませんでした。監督に『この映画のテーマは何ですか』と尋ねたら、イ・ミョンセ監督が一時的に話しました。その当時はそのまま流しました」と説明した。

    その後、キム・ヘスは最近まで毎年『初恋』を見たと話した。キム・ヘスは「監督が話していたことはこれだったんだな。時間が過ぎるほどに、心に入ってきた」とし、「監督が映画のテーマを『初恋の鍵を通じて開いてみる時間の秘密』と話しました。映画をエピローグまで見てみると、監督が話していたことが思い出されます」と伝えた。

    彼女は「いつも時間というものが、その瞬間に感じられる特別なものというのも良いですが、時間が過ぎてから分かることもあります。それが時間の力であり秘密です。今しっかり分かって良いときもあります」と付け加えた。
  • シックニュース パク・ヘラン記者/写真=CGVアートハウス | (C) mk.co.kr | 入力 2015-04-23 18:34:04