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芸能も「1人世帯」時代・・・ブラウン管に染まった「ナホルロ族」

    最近、1人世帯がドラマと芸能プログラムの話頭として浮上した。祖父と祖母からはじまり孫息子、孫娘まで続く家族構成をドラマで見ることは、いつの間にか容易でなくなった。週末ドラマもしくは連続ドラマのような家族劇で見られるような光景になった。

    大家族から核家族へ社会相が変化したことにより、ドラマの中の家族構成もまた変化し、核家族は再度分けられた。父親と母親、子どもというシンプルな構成から、今ではさらに狭まった。

    最近、ドラマと芸能の話頭として浮上する家庭形態は「1人世帯」だ。これまで、一人で暮らす人は、平凡さよりは特別さを感じさせた。

    しかし、2010年の人口統計によると、韓国全体世帯のうち23.9%が1人世帯だ。これは、4世帯のうち1世帯は、一人で暮らすシングル族だという意味。1人世帯の増加により、最近のドラマと芸能トレンドもまた、これを追い始めたというわけだ。

    MBCの「私は一人で暮らす」は、言葉どおり一人で暮らす男たちのストーリーを扱い、話題になった。一般的に考える「一人で暮らす男」と全く異なるイメージのノ・ホンチョル、キム・グァンギュなどは、これまでの先入観を崩すきっかけを提供した。華やかに家を飾っておいて自分の趣味生活を楽しむ姿は、1人世帯の魅力を感じさせた。

    ここへ、tvNドラマ「食事をしましょう」は、1人世帯と「モクパン(食べる放送)」を結合し、人気を呼んだ。1人世帯として暮らしているが、全く異なる生活パターンをもった主人公たちの姿は、共感もしくは新鮮さで近づいた。類似した設定をしたプログラムふたつが、制作段階にある。

    SBSの「ルームメイト」とオリーブTVの「シェアハウス」がまさにその主人公。ふたつのプログラムいずれも、1人世帯が増えているなか、新しい住居形態として注目されている「シェアハウス(Share House)」をモチーフにしている。類似したフォーマットのふたつのプログラムは、それぞれ4月17日と20日を目標に制作中だ。放送時期でさえ類似している。

    しかし、いずれも1人世帯を描いているが、「徹底した一人」をつくりはしない。「食事をしましょう」は、1人世帯の構成員を「モクパン」として括った。「私は一人で暮らす」は、最初から1人世帯の構成員のメンバーが「虹チーム」という名前のもと、ひとつになった。「シェアハウス」と「ルームメイト」は「ハウスシェア」通じて別途に、または共に生活する1人世帯を描き出す予定だ。

    放送に登場する1人世帯の構成員は、誰かとともに生活する人に比べてはるかに自由な人生を領有する。より華やかに輝く人生を生きていく人は、侘しさを感じないために、他人との出会いを絶え間なく続けていく。孤独を楽しむが、一人になることを望みはしない心理を十二分に活用し、さらに多くの交流をつくり出すわけだ。

    1人世帯を扱ったプログラムが急増したのは、決して偶然ではない。すでにふたつのプログラムは、固定視聴層を掴み、それなりの興行に成功した。類似したフォーマットの新しいプログラムが、どのような共感を呼び、視聴者に近づくか見守るのも興味深い。
  • MBNスター_アン・ソンウン記者/写真_tvN、MBC | (C) mk.co.kr | 入力 2014-03-06 15:50:10