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「ポムポムポム」盗作疑惑に勝訴したロイ・キム、音楽で再起なるか

◆ City Life 第495号…STAR TAP ①/④ 

    作曲家にとって盗作は汚点以上の何物でもない傷だ。作曲まで自ら行う歌手であれば、さらにだ。加えて一瞬にして大衆的人気を抱かせ、スターへの第一歩を踏み出させた曲の盗作是非が問われたとすれば、その人の音楽性はもちろん人間的信頼まで一晩にして吹き飛ぶ可能性がある。

    『ポムポムポム(春春春)』という歌で歌謡界のスターに浮上したロイ・キムがそんな境遇だ。オーディションプログラム『スーパースターK4』の優勝者である彼の歌謡界正式デビュー曲となった『ポムポムポム』はロイ・キムに光と影を同時に抱かせた曲だ。Busker Buskerの『桜エンディング』と共に代表的なシーズンソングとして浮上し、毎年音楽チャートを逆送する記録を作り出したが、発表初期から起きはじめた盗作疑惑により彼の音楽活動をはじめからこじらせた。せっかく誕生した歌謡界の大型スターから「盗作歌手」という汚名によりその形を歪曲させ、その後の音楽活動もやはり遅々として進まなくなった。

    こうして2年に渡った盗作疑惑が最近終了した。結論から言えば盗作ではないということだ。この訴訟の裁判を進行したソウル地方法院民事12部は「2曲間で一部似た点はあるが、2曲が実質的に類似していると断定することは困難」だと明かした。また、共同作曲家であるペ・ヨンギョンと曲を作る過程にて残された初期演奏録音と楽譜なども盗作疑惑を終わらせる重要な証拠となったものと伝えられた。遅れた感はあるが、『ポムポムポム』はロイ・キムの純粋な創作曲だという今回の判決により、今後ロイ・キムの音楽活動が本格的になるものと予想される。

    現在アメリカのジョージタウン大学にて経営学を学んでいるロイ・キムは今年4月にワシントンD.C.にて開催された「アースデイ(地球の日)」公演にて世界的なヒップホップグループ、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム(will.i.am)、ロックバンドのノー・ダウト(No Doubt)、アッシャー(Usher)等と共に舞台に立った。
  • Citylife第495号(15.09.15付) | 入力 2015-09-09 15:51:41