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ヒット中の「男同士」、「花屋の息子」もヒットするか

◆ City Life 第495号…STAR TAP ②/④ 

    ある有力チャンネルのニュースプログラムに「ヒーリングニュース」を探し訪ねて紹介するコーナーがある。どれほど世界が殺伐とし、殺気に満ちているからと「ヒーリング」を映し出す話題をわざわざ探して紹介するのかと寂しくもなるが、それでもそんなニュースを見れば口元にふと笑みが浮かぶ。だからSTAR TAPも探してみた。

    水原市長安区に位置する成均館大学近郊に花屋が数軒集まっている。その中のひとつの店が先日から横断幕を掲げた。花や鉢植えとはまったく関係のない「とんでもない」横断幕。そこに「○○花植物園の息子SBSウッチャサ14期公開採用ギャグマン、イ・ジェフン」という文字が刻まれている。この横断幕が掲げられる前にも長い間似たような内容の横断幕がかけられていた。この横断幕を見るたびに、息子に対する両親の自負心はとてもすごいという考えを持っていたが、ここ数ヶ月間は外されており見ることができなかった。色褪せて古びたからでもあろうが、誇らしい「公開採用ギャグマン」の息子をSBSギャグプログラムで見ることができないためではないかという「じんとする」推測をしてみたりもした。ところが嬉しいことに最近新たな横断幕が再び掲げられた。

    SBSの代表ギャグプログラム『ウッチャサ(笑いを探す人)』が最近再び全盛期を迎えているという。キム・テギュン、チョン・チャヌの「コルトゥ」が頭にひまわりの花を挿して登場し視聴者を笑わせていた時代以降、一時はKBSの『ギャグコンサート』に押される雰囲気であったが、最近『ウッチャサ』のいくつかのコーナーがまさにレジェンドクラスのギャグを披露し、その雰囲気がぱっと変わった。こうした『ウッチャサ』の新たな全盛期をリードするコーナーのひとつが「男同士」だ。最近の男女の恋愛世相を風刺するコンセプトのこのコーナーは彼氏にとても多くを願う彼女を、男たちが一緒に集まって困らせる内容で若い視聴者の熱い共感を呼び起こして人気を集めている。花屋の横断幕に書かれた「公開採用ギャグマン」イ・ジェフンがまさにこのコーナーに登場する。まだ新人であるために、あまり見慣れない顔ではあるが、言葉の終わりに必ず「ジェフン!ジェフン!」と駄々をこねる彼女イ・ウニョンにより「ジェフン」という名前だけはしっかりとアピールしている。

    ともあれチャンスはチャンス!名前を確実にアピールしたのだから、これからは彼だけの独特なクリエイティブと個性が詰まったギャグだけを見せれば新たな「ギャグスター」に頭角するチャンスになるだろう。3代地上波放送の公開採用ギャグマンに選ばれる程の能力であれば、すでに基本技は兼ね備えているのだから、これからは彼の奮発だけが残った状態。さらには「公開採用ギャグマン」の息子をあれほど誇らしげにしていた両親がいるのだから、それだけすれば千軍万馬に劣らないものと見られる。張り詰めた世界、町中の人々に笑いとヒーリングを贈る花屋の自慢の息子、「SBS14期公開採用ギャグマンのイ・ジェフン」の奮起を期待する。
  • Citylife第495号(15.09.15付) | 入力 2015-09-09 15:51:42