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公演2時間前に中止したMAROON5、韓国はカモ?

◆ City Life 第497号…STAR TAP ②/④ 

    世界的名声を持つロックバンドMAROON5が韓国公演の日程をすべて終え、格好つけて専用機に乗って韓国の地を離れた。しかし、何かとても寂しい気分だ。世界最高の人気バンドらしく興行はヒットしたが、「玉に瑕」と表現するには失望する部分が大きかったためだ。

    チケット発売開始からわずか5分でチケットが完売したMAROON5の今回の韓国公演はわずか2時間を前に中止される歴代級の大型事故を起こした。それだけではない。公演を中止する方法や自己を収拾する過程も残念な部分を残した。

    チームのリードボーカルであるアダム・レヴィーンは自身のSNSを通じて「公演スケジュールを再び変更することになり申し訳ない」というメッセージと共に首にコルセットをした写真を公開し、その翌日に開かれたソウル公演ではゲストバンドのオープニング公演が終わって30分もしてから舞台に登場した。それにも関わらず公演は「ヒット」だった。もちろんMAROON5、彼らにとっては。

    当然一部のファンの非難と騒ぎがあったが、ほとんどのファンには「死ぬまでに一度は見たい」世界的公演であるように、数日の間に起きた雑音くらいは大きな問題ではないように見られた。そのためか、MAROON5の今回の韓国公園を見つめるメディアの視覚も各種各様だった。

    こうして世界的ロックバンドの公演は終わった。韓国公演を終えてMAROON5は「私たちがどれほどファンを愛しているか分かって欲しい」というメッセージを残したことが伝えられた。しかし、それで終わり、とするにはどうもすっきりしない。突然の公演中止に生じた返金事態と、遠くからやってきた人々の精神的、物質的損害、そして休日公演を平日に見なければならなかった数多くの観客の不便さはどうするのか?

    全世界の音楽ファンが熱狂するレベルのロックバンドであれば、それに合った公演マナーが基本ではなかろうか。彼らの公演の専売特許であるボーカルのアダム・レヴィーンと観客の大合唱で終えるには不足して見えた。
  • Citylife第497号(15.10.06付) | 入力 2015-09-27 07:38:41