記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
エンタメ > 総合

ギタリスト故チェ・スヨン1周忌追悼公演

◆ City Life 第502号…STAR TAP ③/④ 

    「それにもよらず音楽」をする人の中に彼がいた。

    ブルースギタリストのチェ・スヨン、米8軍部隊を経て香港にて音楽活動をした彼は去る1995年にソウル梨泰院にブルースライブクラブ「ジャスト・ブルース」を作って韓国ブルース音楽の世界を磨いた存在だ。その後「ジャスト・ブルース」はソウル狎鴎亭洞と釜山の広安里に暫く姿を見せたりもしたが、空間よりもチェ・スヨンの存在そのもので記憶された。そんな彼が昨年突然のがん発病により亡くなった。韓国ブルースの存在理由であるひとつが消えたのだ。彼の音楽は「本土のそれ」をそのまま表現した。無数の韓国ブルースミュージシャンと区別されるチェ・スヨンだけのテクニックでありソウルだった。

    生前彼が若い頃に友人たちをとても好いたという。彼の表現通りに二人といない友人たちであるギタリストのチェ・フンと歌手キム・ドンファン、キーボーディストのチェ・ギョンシク、ベーシストのイ・ファンギュなどと頻繁に交流し、彼らと共にクラブ「ジャスト・ブルース」の部隊を幻想的なサウンドにした。酒もとても好きだったが、特に彼はマッコリを好んだ。彼と共にする酒の席には特有の忠清道の方言と豪放ながらもゆったりとした笑いが酒の肴のようについてきた。そして両目を瞑って聞かせてくれるサンタナのギターとすでに境地を超えた彼の創作曲はまさに圧巻だった。

    「たった一度の妥協もなく、ただブルースの価値を生き返らそうとした」ブルースミュージシャンのチェ・スヨンは昨年11月10日、忽然とこの世を去り、11月1日、オム・インホ、キム・モクギョン、ハン・サンウォン、イ・ジュンサン、イ・ギョンチョン、チェ・フン、キム・ドギュン、チャーリー・ジョン、キム・ドンファン、ウンサンなどブルースに深く染まった国内ミュージシャンが公演を通じて彼を追悼した。
  • Citylife第502号(15.11.10付) | 入力 2015-11-04 16:03:23