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今、ラ・ミラン全盛期

◆ City Life 第511…STAR TAP ③/④ 

    彼女をはじめて見たのはドラマ『ブッとび!ヨンエさん』を通じてだった。ドラマの中の憎いキャラクターである「ラ課長」役を演じて数多くの視聴者を泣かせ笑わせたラ・ミランは2015年を超絶頂全盛時代として生き、その雰囲気を今もしっかりと引き上げている。今、彼女よりも売れている女優がいるだろうか。

    最近話題を集めて放送中の『応答せよ1988』の人気を牽引している最強キャラクターとして、また劇場街を掌握している映画『ヒマラヤ』と『大虎』で強力にアピールしている彼女にはもう「シーンスティラー(シーン泥棒:助演でありながらも存在感を放つ)」という修飾は何か物足りないような雰囲気だ。最近彼女の演技について波に乗っているという。昨年の『国際市場で逢いましょう』、『ワーキングガール』、『ビッグマッチ』から最近の『ヒマラヤ』と『大虎』そして公開を控える『徳恵翁主』と『キム・ソンダル』まで昨年彼女が出演した作品の面々を見ても恐ろしい存在感がしっかりと見える。

    しかし女優ラ・ミランを昨年突然浮上したスターとするには混乱する。彼女のフィルモグラフィーが開始されたのは2005年であり、その中で『親切なクムジャさん』、『恋の罠』、『グエムル-漢江の怪物-』、『亀、走る』、『スパイ』など以前のヒット作が続々と列挙されることを見れば現在の「女版オ・ダルス」という別名が単につけられた言葉ではないことがはっきりする。ただし、女優として彼女の真の姿が一瞬輝く反転魅力ではない、無心で冷たいようでいて徐々に深くはまっていく強烈な中毒性にあることを覚えておく必要がある。ともあれ『ブッとび!ヨンエさん』の気に食わないあの人物がいつしか胸を高鳴らせる女優として私たちの目の前にやってきた。それがラ・ミランの魅力だ。
  • City Life第511号(16.01.06) | 入力 2016-01-06 16:02:03