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視聴者が「シグナル」15話を見なければいけない理由

    tvN金土ドラマ『シグナル』が放送終了まで2回を残すまでとなった。

    ドラマの中で過去の刑事機動隊エースのイ・ジェハン(チョ・ジヌン扮)刑事はインジュ性暴行事件の真実を隠そうとする黒い勢力によって非業の死を迎え、失踪した状態だった。彼を尊敬し思いを寄せていたチャ・スヒョン(キム・ヘス扮)刑事はそんなイ・ジェハンの生死を知ることもできないまま長い月日を過ごし、15年目にして白骨死体となった彼と出会う。

    しかし、去る5日放送末尾に公開された15話予告編では2000年のイ・ジェハンと2015年のチャ・スヒョンが無線を通じて通信する場面が登場、視聴者に鳥肌を立たせた。

    そうであれば、残り2回ではどんな物語が繰り広げられるのか。演出者キム・ウォンソクPDによると15、16話では感動と哀切さが共存する中でパク・ソヌ(チャニ扮)、イ・ジェハン死亡事件のミステリーの糸口を解く息詰まる展開が続く展望だ。

    中でも『シグナル』15話はドラマ熱血ファンであれば逃すことができない回だ。これまで14話まで積み上げられたポテンシャルが弾けるだけでなく、監督が挙げる名台詞が登場する回でもあるためだ。

    キムPDは10日、毎日経済スタートゥデイに「私が一番好きな台詞は15話に登場する」と耳打ちした。しかし具体的な内容については「スポイラーとなるのでお話することは難しい」と笑った。

    これまで『シグナル』は正義感に燃えたイ・ジェハンの口を借りて強烈で意味深な台詞を多数残してきた。そんな中で監督が選ぶ最高の名台詞が残っているという点から、視聴者の期待指数が再び高まっている。

    その一方でキムPDは自身はもちろん台本を執筆したキム・ウニ作家までシーズン2に対する前向きな願いを見せているという報道後、ネチズンの間で「イ・ジェハン刑事を生かす結末ではないのか」という意見が大多数を占めていることに対しては「それを話せば完全なスポイラーとなる」とノーコメントを一貫しながらも気分のよい笑顔を見せた。

    また『シグナル』に対する視聴者たちの熱狂的な反応についてキムPDは「推理過程を通じた犯人逮捕という捜査物の基本の面白さに共感コードが溶け込んでいるためではないだろうか」と慎重に推測した。

    『シグナル』は過去からかかってきた切実な信号により過去と現在の刑事が特別な協力捜査を通じて長い間未解決となっていた事件を解き明かす内容を描いたドラマで今月12日に最終回を迎える。
  • スタートゥデイ パク・セヨン記者 | 入力 2016-03-10 17:28:51