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[元気でねサランちゃん ①] 大好きだよ、ずっと覚えているからね

「スーパーマンが帰ってきた」122回 

    「最後のインタビューなの? いや!」

    KBS2のバラエティ番組『スーパーマンが帰ってきた』のチュ・ソンフンとサランが視聴者たちに最後の挨拶を伝えた。いつものように素直に自分の胸の内を表現するサランの最後の挨拶のおかげで、視聴者は寂しい気持ちと一緒に笑ったりもして、様々な感情が交差する瞬間となった。

    去る21日午後に放送された『スーパーマンが帰ってきた』122回では、サランの最後の姿が放送された。

    この日、チュ・ソンフン一家は、これまでサランのことを好きでいてくれた視聴者のために「チュブリー・レストラン」(チュブリー=チュ・サランとラブリーを掛け合わせた造語)を開いて、手作りの料理をもてなす時間を持った。

    チュ・ソンフンの両親から妹までが集まって、カレーにうどん、パスタなど、様々な料理を準備し、150人の招待客が料理を楽しんだ。また、チュ・ソンフンの家族はテーブルごとに訪ねて行き「これまでの愛に感謝する」という挨拶を頭を下げながら伝え、招待客もそれぞれが準備した贈り物を渡して父娘の降板を残念がった。

    「チュブリー・レストラン」を盛況のうちに終わらせたチュ・ソンフン一家は、インタビューを通じて視聴者たちに本当に最後の挨拶を行った。

    チュ・ソンフンは「サランがアッパ(パパ)と言った瞬間が最も記憶に残る。番組を始めるときの私の目標のなかにサランの韓国語の上達があったが、今では私より発音も良い」と話した。

    続いて幼いころには言葉もまともに話せなかったサランの過去の映像が画面に流れ、少しずつ成長しながら韓国語の実力も徐々に身に着けて行くサランの様子が放送された。単語をつぶやくだけだったサランが、韓国語をしっかりと話す姿は、視聴者たちをテレビの前に集める大きな原動力となっていた。彼女の成長を見守った視聴者にとって、サランはみんなのサランだった。

    また、チュ・ソンフンは「『スーパーマンが帰ってきた』のおかげで、家族が一緒に過ごす時間も増え、家族の大切さも感じることができた」とし「2年半の経験と思い出は死ぬまで忘れない思い出でだ」と話した。

    続いてスタッフとの打ち上げでは「常に感謝している。今より良い姿を見せることができるように頑張るから、再び会えると嬉しい。とても感謝している」と涙を見せた。

    矢野志保(SHIHO)もインタビューを通して涙ぐみ「あまりにも多くの愛をもらい感謝している」と感謝の挨拶を続けた。

    加えて、矢野志保は「子どもがもう1人生まれたら、私たちの家族はより楽しくなりそうだ。サランもお姉さんになれば、より成長するだろう」とし、第二子への願いを表現した。

    これに対してチュ・ソンフンも「第二子が誕生すれば、再び『スーパーマンが帰ってきた』に帰って来るかもしれない。可能性が全くないわけではないのだから」と言い『スーパーマンが帰ってきた』への復帰に対する期待感を高めたりもした。

    サランが最後のインタビューだという言葉に「(制作スタッフ)のお姉さんたちとまだまだ遊びたい」と残念がった。

    これまで『スーパーマンが帰ってきた』には多くの家族が卒業と合流を繰り返したため、出演者と視聴者は別れに少し慣れてきたのかもしれない。しかし、サランは『スーパーマンが帰ってきた』のオリジナルメンバーであり、今の『スーパーマンが帰ってきた』の土台を作った一番の貢献者だっただけに、残念なのも事実だ。サランの活躍のおかげで2年以上、『スーパーマンが帰ってきた』は今でも日曜日のバラエティ番組のゴールデンタイムを守っており、これ以上『スーパーマンが帰ってきた』をサブや三流と呼ぶことができないようにさせた。

    三つ子に続いてサランの家族までが降板した『スーパーマンが帰ってきた』は、今後どのような方向に変わっていくのか。第二のサランではなく、出演している家族だけが持っているそれぞれの真実味のあるストーリーが伝わるとき、『スーパーマンが帰ってきた』の存在価値はさらに高くなるだろう。変化と成長の岐路に立っている『スーパーマンが帰ってきた』の出演者の変化や長寿番組として生き残ることができるのかに注目が集まっている。
  • MBNスターキム・ユナ記者 / 写真=KBS2放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-21 08:04:00