記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
エンタメ > 総合

[元気でねサランちゃん ②] サラン父娘の成長期…会いたくなるよ

「スーパーマンが帰ってきた」122回 

    今では人気番組のKBS2『スーパーマンが帰ってきた』だが、放送初期にはMBC『パパ、どこ行くの』のパクリ番組として非難を受けた。しかし、今では名実共に日曜バラエティの最強者となり、その座を守っている。

    その中心には、チュ・ソンフン(秋山成勲)と娘のチュ・サランがいた。制作陣が丁寧に描いてきたサラン父娘の成長は、単純なバラエティ番組の楽しみ以上の感動をプレゼントした。

    2年半の間、チュ・ソンフンとチュ・サランは一緒に成長する姿を見せた。何も知らない初心者パパだったチュ・ソンフンは、サランの些細な行動ひとつひとつに感激し、友達のようなパパとしてサランをいつも笑わせた。

    特に「ぶどう食べたい人~?」という質問に手を挙げて「はい!」と応えるシーンは、回を重ねるごとに視聴者の間で広く知られ「元祖モクバン妖精」(モクバン=食事する場面を放送するテレビ番組や動画)という愛称まで付くようになった。

    その後、食べ物の前ではいつも明るい笑顔を見せていた「モクバン妖精」は、BIGBANGのG-DRAGONの前では恥ずかしがる少女に成長した。その一方で、三つ子や双子の前では、立派なお姉さんの役割をしっかりと果たした。

    また、チュ・ソンフンのUFC復帰戦当時には、チュ・ソンフンのために黙って口にイチゴを入れてあげたり、泣く母親・矢野志保(SHIHO)の横でしっかりと見守るなど、家族のヒーリングもサランの役割だった。他にも矢野志保の誕生日を迎えて、直接スケッチブックに手紙を書いて花束をプレゼントする姿を見ながら、「いつのまにこんなに大きくなったんだろう」と視聴者を感動させた。

    韓国語の実力はまた素晴らしかった。「出藍の誉れ」という言葉がぴったりなほどに、サランはチュ・ソンフンの家族の中で最も韓国語が上手な人になっていた。祖父に「なぜおばあちゃんに日本語を使うのか」と尋ねるほどだったし、韓国では母親・親矢野志保の通訳を自任した。

    このように可愛らしく立派になったおかげで数多くのサランファンを作り出したサランは、私たちみんなのチュ・サランだった。しかし、『スーパーマンが帰ってきた』を降板した以上、残念ながら視聴者たちは当分の間、サランの成長過程を見守ることができなくなった。今のようにたくましく明るく成長していくサランの成長を陰ながら応援するしかない。全国民の愛をたっぷり受けてきただけに、今後も受けた愛を周りにも分けて与えることができる素敵な子どもに成長しいくことを期待してみる。
  • MBNスター キム・ユナ記者 / 写真=KBS2放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-21 08:04:07