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「モンスター」1話 、狂風吹き荒れた60分…「ジャイアント」の作家らしい
「モンスター」1話
- ▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。やはり『ジャイアント』『奇皇后』の作家らしかった。 MBC新月火ドラマ『モンスター』に初回から狂風が吹き荒れた。
去る28日に放送されたMBC新月火ドラマ『モンスター』1話では、イ・グクチョル（後のカン・ギタン、イ・ギグァン扮）が両親を失い、周囲の手練主管で財産さえすべてを失う危機に直面した姿が描かれた。
イ・グクチョルは両親と車で移動中、突然故障したブレーキのため事故に遭い、両親を失うことになる。彼は自分が気を失って倒れていた時、赤いレインコートを着て断崖になんとか引っかかっていた車を押し落とした犯人を見てから、両親の死が事故死ではなく、背後には叔母チョン・マンオク（ペ・ジョンオク扮）がいることを断定する。
首都医療センターの相続人になったイ・グクチョルは両親を失った後、事故の影響で視力まで失うようになる。チョン・マンオクはそのようなイ・グクチョルをそばに置き、トドグループ総帥の息子であるト・グァンウ（チン・テヒョン扮）に病院を売ろうとする。その現場に辛うじて間に合い到着したイ・グクチョルはチョン・マンオクの理事長の地位を剥奪し、トドグループとの契約を撤回する。
イ・グクチョルを助けたのは、偶然に縁を結んだチャ・ジョンウン（後のオ・スヨン、イ・ヨルム扮）だ。チャ・ジョンウンはイ・グクチョルと悪縁で会い、彼の生活ヘルパーにまでなるが、イ・グクチョルをチョン・マンオクとト・グァンウの隠密な取引現場まで連れて行ってあげ、特別な仲となる。2人はなんだかんだで情が移り、イ・グクチョルは徐々にチャ・ジョンウンに頼るようになる。
チョン・マンオクはトドグループとの契約が台無しになり傷心したが、すぐに自分の姉と義理の兄を殺したのが、自分の夫であるピョン・イルジェ（チョン・ボソク扮）だということを知ることになる。ピョン・イルジェは大統領警護室長の娘であり自分の親しい後輩であるファン・ジス（キム・ヘウン扮）と不倫関係にあり、チョン・マンオクと離婚後にファン・ジスと結婚するため病院を占領しようと計画していた。
ピョン・イルジェはファン・ジスとの不倫現場に現れたチョン・マンオクを見て非常に驚いたが、ファン・ジスともみ合いになり階段から墜落して死亡したチョン・マンオクを見て、チョン・マンオク、さらにイ・グクチョルのすべてのものを奪うという覚悟をする。チョン・マンオクの遺体は誰も知らないうちに隠されて、ピョン・イルジェとファン・ジスはチョン・マンオク殺人の共犯になる。最後の場面でイ・グクチョルに「お前の両親を殺したやつを知りたいか」と尋ねる謎の1通の電話はイ・グクチョル、後のカン・ギタンの復讐劇を強烈に予告した。初回から主人公イ・グクチョルの両親と叔母の死、ヒロインチャ・ジョンウンとの出会い、ピョン・イルジェの悪行が一時の休む暇も与えずに吹き荒れた。
『モンスター』は、当初、何よりも『ジャイアント』『サラリーマン楚漢志』『お金の化身』『奇皇后』を執筆したチャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン作家が筆力を発揮したという事実だけで期待を集めた作品だ。視聴者の間ではすでに「吸引力終結者」と噂になったチャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン作家の新しい作品に「信じてみる」という反応が多かった。
チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン作家は今回も特別だった。初回に視聴者たちの足首をつかむ事件をすべて詰め込み、緊張感を精一杯高めた。月火ドラマが放送3局で同時に開始したため、序盤の視聴率流入がこれまで以上に重要になったこの時点で「好材料」として作用する要因だ。
さらに『モンスター』はチャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン作家の稀代ヒット作である『ジャイアント』と、視聴率は高くなかったが「秀作」とされる『お金の化身』が適切に配合された感じで、今後が期待される。内容もそうだが『ジャイアント』のチョ・ピルヨンを演じたチョン・ボソク、『お金の化身』のイ・チャドンを演じたカン・ジファンが団結したということも注目すべき部分だ。
しっかりとした展開と狂ったように吹き荒れた事件で埋め尽くされた『モンスター』の初回は期待以上だった。果たして40％の視聴率に迫るほどの大きな人気を呼んだ『ジャイアント』の栄光を『モンスター』が再現してくれるのか、その成り行きが注目される。 - MBNスター ユ・ジヘ記者 / 写真＝MBC放送キャプチャー | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-29 09:12:48
