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「太陽の末裔」熱風分析②…出演陣・視聴者が選ぶ最高の瞬間は？
- ▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。KBS2水木ドラマ『太陽の末裔』はソンソンカップル（ソン・ジュンギ - ソン・ヘギョ）と一緒に、周りの人たちのエピソードが有機的に繋がっている。
一般的なロマンチックコメディの場合、主人公が三角関係に直面しながら彼らを中心に劇が展開される。そうすると周辺人物たちのキャラクターの説明が不足し、十分に独特の楽しさを付与することができる助演級俳優たちは、いつの間にか屏風にもなる。
しかし『太陽の末裔』の場合、ソンソンカップルとグウォンカップル（チン・グ - キム・ジウォン）がそれぞれ彼らだけのロマンスを広げている。他にも出演陣それぞれが自分だけのストーリーを持っているが、その話がドラマの中で自然に溶けている。
このように制作陣の丁寧な演出としっかりしたストーリーラインは、視聴者をとりこにするのには十分であり、毎回視聴率を更新している。そこで、視聴者と出演陣が選んだ最高の1分は何なのか探ってみた。
▶ ソンソンカップルのサイダー（すっきりとする）展開に最高視聴率20.8％
大韓民国で1番忙しい2人の男女が出会った。軍人ユ・シジン（ソン・ジュンギ扮）と医師カン・モヨン（ソン・ヘギョ扮）は、お互いの心を確認するころに別れなければいけなかった。
ユ・シジンが作戦地へ出発する前、カン・モヨンに「無事に戻ってくるから、映画を見に行こう」と告白すると、視聴者のときめき指数も跳ね上がり1話から18.2％という最高視聴率を記録した。
2話のエンディングでは、2人がウルクで再会する場面が電波に乗った。再びユ・シジンとカン・モヨンのロマンスを期待させた2話のエンディングは、瞬間視聴率20.8％を記録し上昇局面に入った。
▶ソン・ジュンギも堕ちた台詞「じゃあ、生かしなさい」ウルクを歴訪していてた中、緊急移送されたアラブ議長。カン・モヨンは、手術を主張したが、警備員はメスを入れることができないと主張した。
これにユ・シジンは友好国VIPの秘書に拳銃を向け、一触即発の状況に上部の中立命令を破った。生かすことができるというモヨンの言葉に「じゃあ生かしなさい」と言い、警護員たちと対峙した。
医師としてモヨンを信じるシジンと彼女の使命感が目を覚ます3話のエンディングシーンは30.5％の最高視聴率で「太陽の末裔シンドローム」を立証した。
ソン・ジュンギも先日の記者懇談会で最高のシーンとして3話のエンディングを挙げた。彼は「『じゃあ、生かしなさい』というセリフがあったのだが、私も台本を見て『うわ』となった場面だ。どのようにうまく表現するかたくさん悩んだ」とし「ユ・シジンがカン・モヨンを守るためにすべてをかける感じだった。男の立場で『私もそうだろうか』という気がし大きく共感した」と話した。
▶ ソン・ヘギョ「ガールズグループの可愛い子ちゃんです」俳優ソン・ヘギョはカン・モヨンで「ロコクイーン」の姿を誇った。「どうしたらこんなに愛らしくなれるのか」という感嘆は男女視聴者の両方から起こった。
5話では無線機で戦争状況劇を繰り広げ、慰問公演が必要だというソン・サンヒョン（イ・スンジュン扮）のいたずらにカン・モヨンは「ガールズグループの可愛い子ちゃんです」と叫び、たくましい軍歌で応じた。カン・モヨンの可愛い魅力に視聴者たちは、最高34％の視聴率で答えた。
▶ オンユの嗚咽、「信じて見る演技ドルになれるか」いまだに現職アイドルのドラマ出演について視聴者は先入観を持つ。いくら良い作品でも、ぎこちない演技で没入を妨害するアイドル出身演技者たちが登場すると、ドラマの流れが途切れたりするためだ。
これらの偏見の中でSHINeeのオンユが『太陽の末裔』に出演意向を投じ、イ・チフンというキャラクターで自分だけの話を広げている。
特に6話では、オンユの演技力が光を放ったという評価だ。本格的な地震の話が繰り広げられた中で、イ・チフン（オンユ扮）は自分の誤診で死を迎えた患者の前で嗚咽した。この切ないシーンに瞬間最高視聴率34.3％を記録した。
▶「一緒に戦ってくれてありがとう」災害現場でカン・モヨンとユ・シジンは、生命の尊さを振り返り、各自の立場で最善を尽くした。1人でも多く生かすという使命感と緊迫感が漂う現場で、彼らは自分の身体を気にする時間はなかった。
1日を終える頃、ユ・シジンは自身の怪我に気づき、これを治療する状況になってようやくユ・シジンとカン・モヨンは会うことができた。彼らは「一緒に戦ってくれてありがたかった」という本心をやり取りし、危機の状況でお互いを考え頼るヒーリングロマンスに7話の瞬間最高視聴率は34.7％で最高値を更新した。
続いた8話では、カン・モヨンが患者の治療のために音楽を流したが、ユ・シジンに向けた告白が盛り込まれた録音ファイルが再生された。意外な公開告白にカン・モヨンは「恥ずかしい」と、笑える中にも悲しい状況が演出された。視聴者たちもこれを見ながら満足げな微笑が自然にこぼれ、この瞬間に最高視聴率34.6％を記録し、彼らのロマンスに期待感を加えた。
▶「君から逃げたすべての時間に後悔しただろう」7話の放送には、俳優チン・グが選んだ最高のセリフもある。
チン・グは「 君から逃げたすべての時間に後悔しただろう」というセリフを最高の名場面に挙げた。これは、ソ・デヨン（チン・グ扮）が大震災を経験した後、「私が無事でなかったらどうしてたと思うか」と尋ねるユン・ミョンジュ（キム・ジウォン扮）に返した返事だ。
ユン・ミョンジュが「ところで、そのように立っているつもりか」と聞くと、ソ・デヨンはユン・ミョンジュを抱きしめた。
先立って行われたインタビューでチン・グは「恥ずかしいが今まで放送された台詞の中で最も記憶に残る」とし「この台詞を見てはソン・ジュンギもよくからかった」と撮影当時を回想した。
▶チン・グの涙に視聴者も泣いたM3ウイルスに感染したユン・ミョンジュ中尉を抱きしめたソ・デヨン上士の涙は、視聴者たちの涙腺も刺激した。
10話の放送では、グウォンカップルが36.9％（全国基準）、39％（首都圏基準）を記録し、最高の1分を完成させた。
この日、BGMはなく、息をする音しか聞こえなかった静寂の瞬間、隔離された手術室のドアを開けて入ってきたデヨンはミョンジュを抱きしめた。愛する彼女のためにできることは、感染というリスクを冒した抱擁だった。
何よりも戦場ということだけあって、血も涙もないようだった迫力のある男性が、愛する女性を抱きしめながら流した、心を焦がす涙だったため、視聴者はどんな時よりも悲しがった。骨の中までは軍人ではない男ソ・デヨンの涙。鉄壁のようだった彼のメンタルは最終的に崩壊し、グウォンカップルの悲しいロマンスも予告された。 - MBNスター キム・ユンア記者 / 写真=KBS2「太陽の末裔」画面キャプチャー | (C) mk.co.kr | 入力 2016-03-29 17:09:53
