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YGエンタ「不滅の鉄壁神話」ついに亀裂を見せているのか

    不滅と思われていた「YG神話」に亀裂が生じはじめた。

    G-DRAGON、パク・ボムの麻薬関連論難と、D-LITEの交通事故でもびくともしなかったYGエンターテイメント(以下、YG)が2NE1コン・ミンジの脱退をきっかけに失敗も成功に変える「絶対万能主義」の限界を浮き彫りにしている。

    コン・ミンジはYG所属芸能人の中でも珍しく悩みなく自身の仕事だけをおこなってきただけに、最近巻き起こったYGとコン・ミンジ側の「真実ゲーム」に大衆の関心が集まっている。それだけでなく、『江南スタイル』でヒットを飛ばし、YGに華やかに入場したPSYは7集アルバムはPSYの名声ほどの輝きを見せることができず、アルバム制作に長期間かけるYG式の接近法の限界を見せた。

    コン・ミンジは数度に渡って脱退を暗示する文をSNSに掲載し、昨年夏からは2NE1解体説が公然と出回った。しかし、YGは事実無根であるという言葉で解体説を否定し、挙句の果てには昨年12月に「2015 MAMA」にて完全体として2NE1を舞台に立たせる無理を敢行した。

    YG鉄壁の亀裂は「個性」で総武装したように見える最強個性派グループが、実際には一部メンバーに集中した不十分な構造で組み立っているということだ。

    BIGBANGはG-DRAGONとSOLがBIGBANGの実際の完全体と言えるほどに二人の影響力と象徴性が強く、2NE1もやはりパク・ボムとCLを抜けば残りのメンバーは品数合わせと言えるほどの比重であったと囁かれる。

    これは多様な分野で活動できる道を開くSMエンターテイメントや、人格教育を行い音源の重要性を強調するJYPエンターテイメントとは違う、頭数で合わせたようなメンバーの相対的剥奪感を育てる局面となっている。当然にファンたちも一部メンバーにスポットが当たることを歓迎するはずはない。

    PSYは『PSYだ』のタイトル曲『DADDY』を2014年4月に完成させたが、その後7集が発売されるまでに19ヶ月という期間がかかったと明かしている。

    早く変化する歌謡市場においてこのような戦略がうまくいくことは運不運というほどに容易ではない。それでもK-POPにて実験精神で武装したBIGBANGとK-POPのB級情緒を代表するコードに象徴化されたPSYの名活躍があるため、時間に左右されない人気を可能にしている。

    しかし、それさえも揺れる兆しを見せており、いくつかのスターに依存したYGのマネージメントシステムに新たな戦略準備が急がれるように思われる。
  • シックニュース ハン・スギン記者 / 写真=MBNスターDB | (C) mk.co.kr | 入力 2016-04-06 17:59:00