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「トヒよ」「最後まで行く」など 第67回「カンヌ国際映画祭」へ

キム・ギドク、ホン・サンス、イム・グォンテク監督らコンペ部門で苦杯/「トヒよ」「最後まで行く」など非コンペ部門に 


    第67回「カンヌ国際映画祭」が14日から幕をあける。

    今年のカンヌ映画祭コンペティション部門に韓国映画進出作はない。先立ってキム・ギドク、ホン・サンス、イム・グォンテク監督などの新作が苦杯を飲んだ。しかし、非コンペティション部門に名前を挙げたいくつかの作品が韓国映画の顔を立てた。

    先月30日封切りした映画「標的」がカンヌ映画祭非コンペティション部門の「ミッドナイトスクリーニング」で上映される。

    謎の殺人事件に巻き込まれたヨフン(リュ・スンニョン)、彼とともにテジュン(イ・ジヌク)が疑問に包まれた事件の真実をあばいていく過程を描く映画だ。緊張感あふれる流れは、状況の展開とリュ・スンニョンの熱血アクション闘魂が引き立つ作品だ。

    22日に封切りする「トヒよ」は「ある視点」部門に名を連ねた。人里離れた海辺の町に左遷されてきた派出所長のヨンナム(ペ・ドゥナ)が暴力に一人さらされる14歳の少女トヒ(キム・セロン)に会い、彼女に救いの手を伸ばしたばかりにトヒの義父・ヨンハ(ソン・セビョク)のために危機に陥る話を描いた。ヨンナムとトヒの側から劇を解いていくチョン・ジュリ監督の視線が衝撃的な作品だ。


    29日、イ・ソンギュンとチョ・ジヌン主演の映画「最後まで行く」は「監督週間」に名を連ねた。一瞬のミスで絶体絶命の危機に瀕した刑事コ・ゴンス(イ・ソンギュン)が、自分が犯した事件を隠蔽し始めて起る予測不可能の物語を描いた犯罪アクション映画だ。緊迫した展開とユーモア、アクションが一つに調和したウェルメイド作品だ。

    学生部門のシネフォンダシオン部門には映画「息」が進出した。中央大学に在学中のクォン・ヒョンヂュ監督の「息」は脳死状態に陥った母親の世話をする娘の複雑な心理を描いた30分あまりの映画だ。

    一方、今年の映画祭はニコール・キッドマン主演の「グレース・オブ・モナコ」が開幕作として上映される。コンペティション部門ではケン・ローチ監督の「ジミーズ・ホール」、ジャン・リュック・ゴダール監督の「アドゥー・オ・ランガージュ」、ダルデン兄弟監督の「ドゥ・ジュール、ウヌ・ヌイ」、トミー・リー・ジョーンズの「ザ・ホームズマン」などが競合する。25日まで祝祭が続く。
  • スタートゥデイ_チン・ヒョンチョル記者 | 入力 2014-05-14 15:24:41