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「モンスター」26話、50話のうちの折り返し…どこまで来たのか

「モンスター」26話 

  • ▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。

    MBC月火ドラマ『モンスター』が50部作のうち、ぴったり半分を走ってきた。

    21日午後に放送された『モンスター』では、ピョン・イルジェ(チョン・ボソク扮)に向かって復讐の刃を研ぐカン・ギタン(カン・ジファン扮)と消えたカン・ギタンを探しさまようオ・スヨン(ソン・ユリ扮)、1回の挫折を乗り越えてより大きな野心を持ったト・ゴンウ(パク・ギウン扮)の姿が描かれた。

    先立って、カン・ギタンは殺人犯にされ逃亡者の身分となり、挙句の果てに銃弾が頭を打ち抜き、昏睡状態の状態に陥った。彼が消えた間、オ・スヨンは彼を探しさまよい、ト・ゴンウはト・グァンウ(チン・テヒョン扮)に押されて本部長の座を奪われ、父ト・チュン(パク・ヨンギュ扮)が倒れてすべてを失う危機に瀕した。

    ト・ゴンウは父が倒れた間に力を掌握し、自身を奈落へ落とそうとするファン・グィジャ(キム・ポヨン分)の計略に対抗できなかった。何よりも先だって、ト・グァンウとト・ゴンウの間を行き来していたピョン・イルジェに裏切られた状態だ。そんなト・ゴンウの前に再び現れたピョン・イルジェは「ト・グァンウと私が締結したのは1年契約だった。1年後にはお前を助けるか、ト・グァンウをそのまま助けるか分からない」と彼を懐柔した。

    最終的にト・ゴンウはピョン・イルジェに「10年契約をしてほしい」と要求し、野心を大きく育てた。1年がそうして経過し、ト・ゴンウはついに新任社長に上がった。オ・スヨンは、ピョン・イルジェに復讐するために勉強して弁護士になり、カン・ギタンは、1年ぶりに目を覚ました。

    『モンスター』は21日に放送された26話を通して、ついに折り返し地点を回った。これまで、カン・ギタンとピョン・イルジェの悪縁の開始、カン・ギタンとト・ゴンウ、オ・スヨンとユ・ソンエ(スヒョン扮)がそれぞれ別の目的でトドグループに入社して遭遇する過程、そして最終的に互いの目標のために少しずつ変わるカン・ギタンと周辺人物らの姿を描いた。

    カン・ギタンという人物の人生にわたる復讐を描くため、『モンスター』は時間を果敢に「ジャンプ」した。序盤のイ・グクチョルからカン・ギタンに変貌するあいだの時間が何年も経過し、今回も1年という時間を越えた。そのおかげでスピード感のある展開が維持された。カン・ギタンという人物の多彩さも盛り込むことができた。

    カン・ギタンと対蹠点をなすト・ゴンウという人物も、26話のあいだに多くの成長を成し遂げた。自身を無視した父ト・チュンに向けた単純な復讐心でトドグループに入社したト・ゴンウは、その間に愛という感情も学び、他人を利用することも知った。父に向けた誤った怒りではなく、家族愛を心から感じたりもした。そうしながらト・ゴンウはただ怒りだけに満ちた「思春期の少年」のようなキャラクターからピョン・イルジェに交渉を提示するほど計算的な「大人」になった。

    1年を飛び越えながら主要キャラクターたちの身分も大きく変わった。トドグループ同期のだったカン・ギタン、ト・ゴンウ、オ・スヨンは、それぞれ中国巨大組織首長の後継者、トドグループ社長、弁護士になった。「公共の敵」であるピョン・イルジェに向けた刃を研いでいたカン・ギタンとオ・スヨンは、今や反撃をする準備ができ、ト・ゴンウはピョン・イルジェの不意打ちを打つほど大きな権力を持った。

    これまでの過程が、最も大きい敵を捕らえるためのキャラクターの成長に焦点を合わせていたなら、残こす話では彼らがどんな方法でピョン・イルジェと他の悪人を圧迫するかに焦点が合わされる予定だ。今や「サイダー」展開だけが残ったというわけだ。すでに何度も死の峠を越えてきたカン・ギタンであるため、あとは「直進」だけが残った状況だ。果たして、カン・ギタンとピョン・イルジェ、そしてカン・ギタンとト・ゴンウの戦いは、どのように展開されるかに注目が集まっている。
  • MBNスター ユ・ジヘ記者 / 写真=MBC放送画面キャプチャー、ドラマポスター | (C) mk.co.kr | 入力 2016-06-22 09:06:33