記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
エンタメ > スターフォーカス

SHINeeミンホ「『二人の男』、自分とは違う姿にもっと惹かれた」

    ほとんどの人々にグループSHINeeのミンホとして知られているが、徐々に俳優チェ・ミンホに近づいている彼だ。映画『ケチュン御婆』で初めてのスクリーン挑戦を行った彼は、今度は『二人の男』で堂々と主演という責任を担った。正しく善良なイメージの彼が、今回の映画を通じて全く反対のイメージを表現して、反転を図った。

    「映画に出演したいという気持ちもあったのですが、今でもそうですが、僕はシナリオが入ってくるほうではありません。探してみながら、ミーティングをする段階だったのですが、(『二人の男』の)シナリオが入ってきました。これは、僕のことを考えてキャスティングの提案が来たんだと思いました。ところが、シナリオを見たら、なぜ僕を選択したのかが分かりませんでした。そう感じながらシナリオを読んでみたのですが、僕について知らない人だとも思いました。それでも、読めば欲も生じて、やってみたいと思いました。今の年齢でなければできないことのような気がしたんです。新しい姿をお見せする機会が訪れたような気がしました。だから選択をすることになりました」

    映画の中に登場するチェ・ミンホは明らかに新鮮だ。正しく健全な青年のイメージではなく、世界の底まで落ちた家出青少年であり、盗難を日常的に行いながら、すべての部分で否定的なイメージを放つ。実際の自分とは正反対のキャラクターを演じることは難しくなかったのか。

    「まず、シナリオを受けとった時から、違うからこそ惹かれました。どうしてなのか知りたかったですし、その知りたい部分が『僕が演じたらどうなるか』ではなく、スクリーンの中の自分の姿が気になりました。単純に自分の姿が出てきただけでも気になるのに、別のイメージでだったら、どのように映るのかも気になったんです。キャラクターは事前に監督とミーティングもしましたし、映画自体が説明が多く入らない映画だと、監督も礼儀がない映画だとおっしゃっていました。観客が自ら考えるように作るべきだと話されたのです。俳優たちの演技を通して観客が感じるべきだと。だから僕もそのような部分に同意をして、監督と話をしながら作って行きました。シナリオは、より僕が無理に感じないように、リアルに変えた部分もあります。マ・ドンソク先輩も、僕が上手にできるように助けてくれました。躍動感を表現しようと台本を準備しながらたくさん変えました。キャラクターは、ディテールに見るとたくさんん話がありますが、人物に対して最初から自分とは違うというスタートを置いて、感情について内的に近づいていきました」

    そんな深刻な悩みが行き来しても自分と正反対のキャラクターを理解し、またそのキャラクターを演じることは容易ではなかっただろう。特に今回の映画を通じて普段は吸わないタバコにまで手を伸ばしたのだから、それこそ「演技変身」という言葉が最もよく似合う。

    「演技をする時、キャラクターとの共通点を見つけようとする方です。重なる部分を最大化して自然で得意とする部分を見せようとする方です。そのような作業を始めて、台本も読んだのですが、共通点があまりありませんでした。責任感が強い性格は同じですが、生き方や外的なものは大きく重なるものがありませんでした。だからどうやって近づいていくか悩みました。最初、外的に近づこうとして、見えるキャラクター自体が家出青少年でもあり、反抗的なイメージで荒い印象が強く、だからタバコを吸ってみました。監督がこんなことをしてみるべきだと、道端でタバコを吸うことを試してみるようにおっしゃったのです。それにより、むしろひと皮むけるきっかけになりました。序盤には、そんなことを準備しました」

    「自分は育ってきた環境が違うことに焦点を合わせたように思います。僕は子どもの頃から暖かい家庭で育ち、学校生活も熱心にして、そんな中、高校生でデビューをして平坦に進んできたと思います。ところが、そんな部分を見たとき、このキャラクターと私があまりにも別の道を生きていました。芸能界デビュー前を見ても、家庭環境自体が違いました。だから理解をできなかった部分がありました。その時から、最も嬉しかったことを一つずつ消していったと思います。1位になった記憶から一つずつ消し取って、友達と旅行に行ったことだとか、温かい家庭でご飯食べた記憶を消して行くと、キャラクターに近づいた気がしました。そのような作業をしたらキャラクターが理解でき、ようやく次の作業にとりかかることができました」
  • MBNスター チェ・ユンナ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-05 15:08:00