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[インタビュー②] キム・ウビン「むやみに切なく」には誇りを持っている

    俳優キム・ウビンが前作のドラマ『むやみに切なく』の不振に対する率直な考えを明らかにした。

    キム・ウビンは15日午前、三清洞のあるカフェで行われた毎日経済スタートゥデイとのインタビューで、「前作の不振により、新作『マスター』に対する欲やプレッシャーがありそうだ」という質問に、「両作品とも個人的に満足しており、かつ大事にしている」と答えた。

    彼は「『むやみに切なく』の場合、もちろん視聴率も重要だが、ご覧になった方のなかには心から好きになって応援をしてくださった方も多かったので、個人的には大きな物足りなさはない。力もたくさんもらい、良い反応もたくさんいただいた」と笑った。

    続いて「もちろん、もっと多くの方に賞賛してもらい、視聴率ももっと高かったら良かったかもしれないが、自分の作品自体への誇りもあり、結果も良かったと思う」と自評した。

    また「今後の映画でも、また違う深みのあるロマンスの機会が訪れてほしいと思う」と付け加えた。

    これと共にキム・ウビンは「撮影中はあまりにも楽しかったし、その良いオーラが映画でもやはり感じられた。実際にはドラマより映画を先に撮ったのだが、両作品とも現場の雰囲気や、チームワーク、作品性など、すべての面で良かった。満足している」と付け加えた。

    『マスター』(チョ・ウィソク監督)は、希代の金融詐欺師(イ・ビョンホン扮)と彼を捕まえようとする捜査チーム(カン・ドンウォン扮)、2人の間で自分の生きる道を見つけようとする24時間頭を転がすコンピュータの専門家(キム・ウビン扮)の話を盛り込んだ犯罪娯楽アクションだ。

    キム・ウビンは劇中、生まれつきずば抜けた頭脳の持ち主、パク将軍に扮して、斜めに構えながらも可愛く、憎らしいのに情感のわく、切ないキャラクターを自然に消化した。イ・ビョンホンの右腕であり、コンピュータプログラムの専門家であるパク将軍は、虎視眈々と自分の分け前をもらうタイミングだけを狙う現実的でありながらも浅ましいキャラクターだ。

    序盤には好感を持つことはできないが、劇が進むほどに最も現実的なキャラクターとして描かれる。彼の状況と立体的なキャラクター、キム・ウビンの味わい深い演技が調和を成し、劇の没入度を高める。

    『マスター』は来る21日に公開される。
  • スタートゥデイ ハン・ヒョンジョン記者 / 写真=「むやみに切なく」ポスター、スチールカット | 入力 2016-12-16 10:31:14