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「雲が描いた月明かり」「運勢ロマンス」「戦おう、幽霊」…原作のあるドラマが興行

[2016 ドラマ決算②] 

    • <『雲が描いた月明かり』『町の弁護士チョ・ドゥルホ』>

    2016年は着実に視聴者たちから愛されてきた「ラブコメ」時代が過ぎて、ジャンルの変化を試みる動きが引き立って見えた一年だった。

    自己複製と繰り返されるストーリーラインにより視聴者が感じる疲労感が大きくなると、視聴率も急激な落ち込みを見せた。これにより、ケーブルチャンネルのtvNはジャンルの変化を図り続け、地上波も新しい試みをする努力が伺えた。

    このような変化の影響でウェブ漫画やウェブ小説を原作にした多数のドラマがお茶の間に披露された。KBS『町の弁護士チョ・ドゥルホ』、『心の声』、『雲が描いた月明かり』、MBC『運勢ロマンス』、tvN『戦おう、幽霊』まで、ウェブ小説やウェブ漫画などを原作にしたドラマが興行で強気を見せた。

    去る3月に放送された『町の弁護士チョ・ドゥルホ』は倒れかけていたKBSドラマの視聴率を引き上げた、意外な「伏兵」として活躍した。パク・シニャンの復帰作として話題を集めたこの作品は、同名の漫画を原作にして、毎回視聴者たちの心を叩く名セリフと痛快な正義の実現に「サイダードラマ」として好評を博した。『町の弁護士チョ・ドゥルホ』は視聴率17.3%で終了した。

    KBSは『町の弁護士チョ・ドゥルホ』の成功以来、2本のウェブ漫画およびウェブ小説を原作したドラマを披露した。『雲が描いた月明かり』と『心の声』がその主人公だ。『雲が描いた月明かり』は、tvN『応答せよ1988』で活躍したパク・ボゴムと子役から大人の演技者への成長過渡期を歩いているキム・ユジョンが主役を演じて視聴率23.3%を記録して大成功を収めた。

    『心の声』は、KBS芸能局で制作したドラマで、同名のウェブ漫画『心の声』を原作にしている。『心の声』は、KBSに編成される前、ネイバーTVキャストを介してウェブドラマとして先に公開され、再生回数が2000万回を超える熱い人気を得た。この評判に支えられ、9日の金曜日の午後に初放送から5%台の視聴率で無難に出発した。

    • <『戦おう、幽霊』『運勢ロマンス』>

    ウェブ漫画を原作にしたドラマの興行バトンは5月に放送された『運勢ロマンス』が引き継いだ。『応答せよ1988』のもう1人のヒーロー、リュ・ジュンヨルが男性主人公を務め、ロマンチックコメディでは定評のあるファン・ジョンウムが女性主人公役を演じ、視聴率10.3%を記録しお茶の間をロマンスで染めた。『運勢ロマンス』は、ウェブ漫画原作ということ以外にも、2016年テレビ劇場では人気のなかったロマンチックコメディが通じたという点で大きな収穫を得た。

    新しい試みを重ねていたケーブルチャンネルtvNもウェブ漫画原作のドラマを逃さなかった。昨年の『チーズ・イン・ザ・トラップ』の成功事例を受け継いで、ウェブ漫画原作のドラマ『戦おう、幽霊』を編成して、オク・テギョン、キム・ソヒョン、クォン・ユルが主演を引き受けて熱演した。ケーブルチャンネルでは4.3%という高い視聴率を記録して放映が終了しており、エピソード形式で進行されたストーリーの中でも「教訓」を感じることができたという点で認められた。

    2017年にはウェブ漫画原作ではなく、「リメイク」形式のドラマがテレビ劇場を訪れることが予想される。ホン・ギルドンの物語を新たに描いたMBC『逆賊ホン・ギルドン』、映画『猟奇的な彼女』の時代劇版SBS『朝鮮猟奇恋愛』、日本ドラマ『マザー』を原作にしたtvN『マザー』がその主人公だ。今年、多くのドラマが親しみやすい話と素材で人気を得ただけに、2017年にも「原作のあるドラマ」がお茶の間の視聴者の心を動かすのかに、期待が高まっている。
  • シックニュース チョ・ヘジン記者 / 写真=KBS、MBC、tvN公式ホームページ | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-19 10:48:00