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S.E.S あの頃の思い出呼び起こす3人の妖精…宝石のような150分

    S.E.Sが16年ぶりに単独コンサートを開き、ファンとその時代の思い出を共に分かち合った。

    S.E.Sのデビュー20周年記念コンサート「Remember, the day」が30日午後、ソウル広津区世宗大学にて開かれた。

    デビュー20周年を迎え、記念プロジェクトを進行中のS.E.Sは30、31日の両日間で約16年ぶりとなる単独コンサートを開催してファンと出会う。今回のコンサートは慈善コンサート形式で構成されており、全体収益金の20%を寄付する予定。

    この日S.E.Sがコンサートを開いた場所は、18年前にファンクラブ1期創団式を行った場所で、歌手とファンどちらにも意味深い場所だった。歳月は流れたが三人の妖精たちは変わりない美貌と実力で舞台を構成し、ファンは紫色の応援棒(ペンライト)を振って歓呼と拍手を惜しみなく送った。

    オープニング映像から胸を暖かくした。社会生活に疲れた主人公がS.E.Sの歌を聞いていると、突然現れたCDプレーヤーの登場に驚き、続いて背景だった職場が学校に変わって1990年代の景色が広がる。主人公はその時の思い出を思い浮かべ、S.E.Sのコンサートに向かう。ファンたちの共感を引き出すオープニング映像に加えて、まるで宝石箱から誕生したような神秘的な雰囲気の中からS.E.Sが登場した。

    最初のステージで『Dreams Come True』、『Love』、『夢を集めて』まで続けて消化したは、嬉しそうに挨拶を交わし「リハーサルをしながら『私たちはロボット』だと呪文をかけていたのだけど」とついには涙を見せた。パダは「まさに『Dreams Come True』だ。皆さんともう一度会うという夢を見たことがあったが、その夢の中に戻ってきたようだ」と感激の気持ちを伝えた。

    コンサートでは『Unh Happy day』、『抱きしめて』、『Oh, My Love』、『I`m Your Girl』、『Just A Feeling』、『友達』、『あなたを愛している』などS.E.Sのヒット曲はもちろん、アコースティック風にアレンジした『Kiss+Show Me Love』、『Believe In Love』など多様な曲が続いた。

    30代に突入していつしか妻、母親となっただけにメンバーたちのジャッジのあるトークはファンの笑いを誘発した。中でもシューは「本当に夢見たい。この夢が覚めなければ」と話すや、娘ラヒが舞台の上に登場して花束を差し出して和やかな雰囲気を作ったりもした。これにパダは「韓国女性アイドルではじめて客席に子供を座らせて公演している」と冗談を言って会場を大笑いさせた。

    本ステージの最後の曲である『友達』を熱唱する際にはファンが一斉に「憶えているから S.E.S」というメッセージが書かれたプラカードを持って感動を披露した。公演に先立って進行された記者懇談会にてシューは「その時は知らず、今回知ったことは私たちが各自違う光を持っている宝石だったということ。それが合わさればもっと強い光がでるように、私たち三人が一緒にいるときに一番輝くということを確実に感じた」と話した。ドラマ、ミュージカル、バラエティなど各自の分野で着々と活躍してきたが、やはりS.E.Sが一番輝く瞬間は三人が一緒に舞台を作るときだった。そのとき、その時代の思い出を呼び起こし、また違う思い出を作り上げた150分だった。
  • シックニュース キム・ジヨン記者 / 写真=SMエンターテイメント提供 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-31 10:27:00