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Zion.T 「関心を集めたいと願う空虚な気持ち…全員の話だと思う」
- 「この歌は有名にならなければいい/人々が歌詞を覚えなければいい/僕一人で呟く歌/これからはお前一人聞いていろ/すぐに人々も聞くことになるだろう」Zion.T（本名キム・ヘソル）がメモ紙に書いた歌詞は『The Song』となった。去る1日発表したニューアルバム『OO』は主要音源チャートを総なめにした。『The Song』は一日にして誰もが歌うヒットソングとなった。
「反応が熱く幸福です」。ソウル麻浦区に位置する所属事務所ザ・ブラックレーベルの作業室で出会ったZion.Tは恥ずかしそうにアルバムの成績に薄い笑みを見せた。「OOは文字の通り『オーオー』です。僕のシグネチャであるメガネでありつつ、僕だけの視覚を込めました。人々との共通点は、結局音楽しかなかったんです」。ニューアルバムには一人だけの暗い面を話すテーマも盛り込んだと説明を沿えた。
『The Song』は日記をすべての人々が知ったときの気分を想像しながらか書いた曲だ。有名にならないことを願うが、愛されたい逆説を表現した。「『楊花大橋』など自伝的な歌詞で名前を知らせました。僕一人が知っていた話を人が知ったとき、そわそわしました。困惑する気分でもありました」。歌詞と似た歌の構成もノートを盗み見るように組み立てた。
収録曲『Complex』は発売後にインターネットを賑わせた。「俺がアイドルだったらいいのに/うまく踊れて格好良い奴dance」という歌詞のせいだった。「アイドルファンが怒っている書き込みを見ました。卑下する考えはまったくありませんでした。長い練習生活と高い競争率を破って上り詰めた方々をリスペクト（尊敬）します」。代表曲である『楊花大橋』も歌詞に収めた。「特にお前のうちの楊花大橋を通り過ぎるとき/けれどその橋が何が関係あるっていうんだ」「『楊花大橋』は僕の名前を知らせるきっかけを与えてくれた曲ですが、多くの方がこの曲だけで僕を判断しているようです。視線やイメージに縛られていたくありませんでした」。Zion.Tはデビュー後に実力を証明することに集中したが、『楊花大橋』から共感を悩んだ。「Zion.Tは感嘆を与えることはできるが、感動を与えることは難しいミュージシャンだ」という書き込みを見てからだ。「大きな刺激になりました。スランプを経験した後に『楊花大橋』を書くことが出来ました。聞く人々との共通項を常に考えています」。『OO』は交差するベンダイアグラムを意味してもいる。
『悪い奴ら』は「金持ちになりたい」と金を素材にした。金はイコール欲望を表す代名詞だった。「SNSを見ていたら、愛を望み関心を願う人たちに空虚な姿を見ました。弱弱しく、全員の話でした。前では笑って一人では苦しむんです」。『願い（2015）』もそうだった。「2015年は僕が本当に良い時期でした。関心を受けましたが、内気な性格のために苦しみもしました。誰もが良い両親、恋人、上司、学生となることを求められるでしょう。そんな願いに対するプレッシャーが全員にあると思ったんです」
Beenzinoがラップフィーチャリングに参加した『ごめん』は、愛する恋人の怒った気持ちをどう宥めるか気苦労する男を描写した。「本当に可愛い曲ですよね。なければアルバムが全体的に明るくなかったと思います。Beenzino兄さんが恋人と喧嘩した後すぐに録音を終えました（笑）」。『Complex』はG-DRAGONと作業した。「ジヨン（G-DRAGON）兄さんがしてくれればものすごく格好良くなると思いました。二人とも快く作業してくれました。たくさん努力し、トラックも気に入っています。本当にありがたいと思います」
心の隙間に割って入ってくる音楽を作ってきたZion.Tはラッパーとして一番最初に名前を知らせた。彼が夢見る音楽は何か。「難しい時期には人々の気持ちも良くないでしょう。つらい世の中に、それでも音楽を通じて慰めを受けることができるようにしたい。慰労となりたいんです」 - スタートゥデイ ハン・イング記者 | 入力 2017-02-03 07:50:06
