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「耳打ち」いよいよ折り返し地点…第2幕の観戦ポイント3つ

  • ▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。

    SBS月火ドラマ『耳打ち』が折り返し地点を回った。

    善と悪の絡み合う頭脳戦と最後まで目が離せない展開、そこに俳優たちの強靭な演技が加わり好評を博している『耳打ち』の第2幕の観戦ポイントを伝える。

    イ・ボヨンの全面戦争宣言、迫りくる嵐

    シン・ヨンジュ(イ・ボヨン扮)は、父の無実を晴らすために戦ってきた。防衛産業の不正を取材していて殺人事件に巻き込まれた父。ヨンジュは父の汚名をそそぎ、必ず真実を明らかにしようと誓った。

    しかし、彼女が戦わなければならない相手は金と法律、権力を握った者たちだった。何も持っていないヨンジュは体でぶつかるしかなかった。

    そうしてなんとか戦ってきたヨンジュ。過去8話のエンディングでは、悪人に向かって全面戦争を宣言するヨンジュの姿が爽快感を与えた。ヨンジュは父の無実を証明するため証言映像を横領して裁判所に向かった。そして真実を隠すために父に濡れ衣を着せて殺そうとしていた者たちに向かって「戦いは今からよ」と言った。本格的に対戦することとなる彼らの戦いは、ヨンジュの全面戦争宣言で嵐の後半をさらに激しく揺さぶる見通しだ。

    敵から同志になったイ・ボヨン - イ・サンユン、関係の行方

    劇中ヨンジュとイ・ドンジュン(イ・サンユン扮)は最初円満の関係で出会った。ヨンジュは父の裁判を担当した判事ドンジュンを信じたが、ドンジュンは生涯で初めて権力と手を握り、偽りの判決を下した。ときめきと好感ではなく、憎しみと怒りが支配した彼らの関係。しかし、「敵」だった彼らは、より大きな敵によって崖っぷちに集まり、お互いの手を握った。

    ヨンジュはドンジュンが信念を曲げるしかなかった状況を同じように経験したことで彼を理解し、ドンジュンは限りなく崩れるヨンジュを見て同情した。そして、ドンジュンは自分のミスを取り返すために変わった。敵であり同志となったヨンジュとドンジュン。2人の男女の関係は後半どのような方向に向かっていくのか。荒々しいメロを予告したように、もう1つの嵐の中で恋人に発展していく彼らの姿に関心が集められている。

    真実は沈没しない、定義の勝利描き出せるか

    『耳打ち』は、主人公たちが正解だと思う選択の瞬間を描いて、絶えず信念と人生、正義と現実の激しい質問を投げかけている。劇中ヨンジュは最後まで信念を曲げない父のため、権力との妥協を拒否した。ドンジュンは間違った選択をしたが、これを正そうと進んでいる。

    真実は嘲弄され、信念は軽蔑される今。このような現実を突いたパク・ギョンス作家の鋭い視線はテレビ劇場に重たいメッセージを抱かせる。『耳打ち』は、社会悪に立ち向かう2人の男女の姿を通じて定義の勝利を描き出す。真実は沈没せずに明らかになるか。
  • スタートゥデイ ジン・ヒョンチョル 記者 / 写真=SBS | 入力 2017-04-24 10:52:06