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「完璧な妻」終映②…コ・ソヨン&チョ・ヨジョン、拍手を受ける2人の女優

    コ・ソヨンはKBS 2TV『完璧な妻』で復帰後、広告モデルではなく俳優としてスポットライトを受け、チョ・ヨジョンは優れた演技力を披露した。興行で浮き沈みを経験したが、2人の女優は、それぞれ意味のある作品を残した。

    『完璧な妻』はキャスティング段階から「コ・ソヨンの10年ぶりのテレビ劇場復帰作」として注目を浴びた。2007年のSBS『青い魚』の後、チャン・ドンゴンと結婚してからは作品ではなく、出産育児に力を置いたコ・ソヨンが『完璧な妻』に合流するニュースは嬉しかった。

    「演技力論議」のレッテルを貼られていたコ・ソヨンは『完璧な妻』で面目を一新した。1990年代からトレンドを作った彼女の姿が感じられないほど、優柔不断な夫と結婚して家庭を守ろうとするシム・ジェボクに変身した。高いハイヒールやスタイルがよく見えるスーツではなく、近所で見かける地味な身なりをした、妻であり子供の母親として戻ってきた。

    コ・ソヨンは精神病を患うイ・ウニを引き受けたチョ・ヨジョンの様々な計略にも堅固に家庭を守った。夫を理解しようとしたり、子供たちを言い聞かせたり、終盤で心が崩れ落ちるシム・ジェボクは、これまでTVの中で見ることができなかったコ・ソヨンの役割だった。華やかな装いを捨て、劇に溶け込んだ。

    コ・ソヨンと対極にあったチョ・ヨジョンは回を重ねるごとに賛辞を受けた。チョ・ヨジョンは片思いの相手であったク・ジョンヒ(ユン・サンヒョン扮)にこだわるイ・ウニを引き受け、親切な笑顔でシム・ジェボクに近づきながらも裏では不気味な表情を浮かべた。状況に応じて変化するイ・ウニを十分に表現した。

    ルックスや外見だけが話題になっていたチョ・ヨジョンは、昨年KBS 2TV単幕劇『ベビーシッター』から俳優として徐々に認められた。夫の浮気に本音を隠して復習の計画を立てる『ベビーシッター』のチョン・ウンジュや『完璧な妻』のイ・ウニはチョ・ヨジョンを作品の中で存分に走らせ、遊ばせた。

    チョ・ヨジョンは、この機会を逃さなかった。足の裏にガラスが刺さった状況にも鋭い目でチョン・ナミ(イム・セミ扮)を探しに走り回ったシーンは、視聴者の脳裏に焼きついた。児童虐待を受けたことで病的な執着を見せるイ・ウニを台詞のほか、表情や動作で表現した。

    『完璧な妻』は興行では他の作品に比べて力を受けられなかったが、コ・ソヨンとチョ・ヨジョンはキャラクターが持つ垣根を越えてそれ以上のものを見せた。
  • 毎日経済 スタートゥデイ ハン・イング 記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-05-03 06:40:04