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バラエティはドキュメンタリーではない…「私は一人で暮らす」キム・スルギ騒動

    一時期、息をするように悪口を言って「国民の口が悪い妹」というニックネームまでつけられて愛された女優キム・スルギが、今度は逆に悪口をひどく浴びせられている。出演以降は「悪口」とは塀を作り、女優としてイメージチェンジに成功した彼女としては残念極まりない状況だ。

    事件の発端は、最近にMBC TVの芸能プログラム『私は一人で暮らす(シングル男のハッピーライフ)』に出演したことだ。彼女は自分だけのシングルライフを正直に見せて視聴者たちの共感を買ったのだが、その過程でドラマ『ああ、私の幽霊さま』出演当時のメンバーたちを招待して引越しパーティをする場面で物議を醸してしまった。理由は、招待した人数が食べるには全く足りない量の料理を用意したことと、ゲストに対する姿勢も礼儀に反するというものだ。いくらドキュメンタリー形式の番組であるとはいえ、放送で描かれた内容を見て出演者を袋叩きにするケースは珍しいものだ。

    しかし放送以降キム・スルギに降り注いだ非難は過酷で、最終的に彼女は自分のSNSを通じて当時の状況の説明とともに謝罪をする状況が起こった。

    「編集されて放送されなかったが、鴨肉200グラム、ヒレ肉200グラム、しゃぶしゃぶ肉300グラムの合計700グラムで料理し、チキンも3匹注文して食べた」というコメディのような説明に、今度は彼女をかばうネットユーザーたちが「これは謝罪まですることか」と怒っている。

    実際、あきれて開いた口がふさがらないであろう当事者が謝罪をしなければならないのか。芸能界がいくら大衆の関心によって支えられているとしても、やりすぎだという非難などが沸き上がっている。

    スターたちの日常を加減なしに映し出し、彼らのまた別の魅力を伝えるという観察芸能がもたらした1つのハプニングだが、それによる後遺症は弊害に近いという指摘も出ている。

    努力して積み重ねてきたイメージが番組の編集次第で一気に吹き飛んでしまうことがあるのなら、芸能人の成功の尺度は大衆の安定した関心や個人の努力とは大きく関係しないのではないだろうか。
  • Citylife 第580号 | 入力 2017-05-28 05:03:57