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シャネルのミューズG-DRAGON、人種差別論争に飛び火

    K-POPの代表アイコンであるG-DRAGONは世界的なファッションブランドシャネルの「ミューズ」として通じている。全世界の人たちが羨望する高級ブランドが韓国のアイドルスターを選んでミューズとして抱くなんて、興味津々にならざるを得ない。

    世界の音楽市場を主導しているK-POPの人気を物語るもので、また、トレンドセッターあるいはファッショニスタとしてのG-DRAGONの優れた感覚を認めてくれるもので、喜ばしいことだ。

    一方、今では東洋の芸能人をモデルに起用しても商売だけならいくらでもうまくできるという彼らだけの自信が感じられる。

    とにかく韓国を越えて世界的なエンターテイナーとして成長したG-DRAGONは、最近多くのシャネルのイベントに招待され、「顔」の役割を果たしている。

    G-DRAGONを前面に出したシャネルの積極的な広報マーケティングにネットユーザーたちの間では、「G-DRAGONの新しい所属事務所がシャネル」という冗談まで流れ出て、「最近のG-DRAGONの近況はシャネルのSNSをチェックしてみるとわかる」という話が出てくるほどだ。

    ところが、愛も度が過ぎると病気と言うのか。G-DRAGONに対するシャネルの愛情攻勢が最近、一部のネットユーザーたちの非難と攻撃の対象になっている。

    シャネルが最近公開した広告のためだ。この広告はマカオで行われているG-DRAGONのコンサートをモチーフに制作されたバッグの広告で最近シャネルのホームページとユーチューブ、フェイスブックなどのSNSを通じて公開された。

    G-DRAGONが出演したこの広告について、一部のネットユーザーたちが「これはシャネルではない」、「水準以下」などの非難のコメントを出しており、特に「フランス人、アジア人が登場してシャネルの高級なイメージが消えた」のような人種差別のコメントでイシューを膨らませている。

    一方、G-DRAGONがシャネルのモデルになったことを歓迎するネットユーザーたちは「シャネルは、フランスだけのブランドではない」、「G-DRAGONは、K-POPの中心であり、世界のファッション界のホットな人物」と対立している状況だ。

    ただし、イシューが大きくなるほどシャネルの広告とG-DRAGONに対するネットユーザーたちの関心がほとんど友好的に変化しているというのが関係者たちの話だ。
  • 毎日経済 Citylife 第589号 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-07-30 09:00:00