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「ガラスの庭」ムン・グニョン、18年のキャリアを証明するまたひとつの代表作

    ムン・グニョンのまたひとつの人生作の誕生だろうか。韓国で10月25日の公開を確定した映画『ガラスの庭』が今年の釜山国際映画祭開幕作に選定されて、すでに多くの注目を集めている中で、ミステリアスな科学徒へと完全に変身したムン・グニョンの動きも関心を集めている。

    2015年の映画『王の運命-歴史を変えた八日間-』以来、2年ぶりにスクリーンに復帰したムン・グニョンが今回の映画で、これまでの作品では見られなかった新しく最もユニークな姿を見せることが知られて話題だ。

    毎作品ごとに信じられないほどの演技力で映画とドラマを行き来するムン・グニョンがベストセラー小説にまつわるミステリー事件、そして悲しい秘密を描いた映画『ガラスの庭園』で復帰する。ひとり、森の中のガラスの庭で葉緑体を利用した人工血液を研究する科学徒を盗み見ては緑の血が流れる女性の小説を書く無名作家の小説がベストセラーになり世の中に明らかになる衝撃的な秘密を扱う内容は久しぶりに出会うミステリードラマの誕生を期待させる。

    この映画でムン・グニョンが演じた「ジェヨン」という役は、このミステリーの中心にいる人物だ。

    博士課程を準備している能力のある科学徒だが実現不可能だと研究のアイテムに採用されず、信じていた後輩にアイテムと愛する人まで奪われる悲運を経る。現実でも起こり得る状況に置かれているが、また一方では自分が森の中で生まれ、生まれたときに木の呪いを受けたと信じるファンタジー的な要素まで備えたキャラクターだ。キャラクターの特徴によりムン・グニョンは科学徒として情熱的な面と世の中で傷ついた女性の可憐さと成熟さ、森と木と同一視する神秘的な姿、生まれた時から持っている深い悲しみなどのキャラクターの四季を多彩に披露する予定だ。

    すでに18年目のベテラン俳優となったムン・グニョンの演技人生で最もユニークであり特別なキャラクターである「ジェヨン」を通じて演技に深い年輪を加える。

    ムン・グニョンは「これまでの作品では接することのなかったキャラクターなので、より魅力的で、より惹かれた。撮影後もしばらくの間、抜けられなかった」と伝えてキャラクターに対する愛情を惜しまなかった。

    演出を引き受けたシン・スウォン監督も「ムン・グニョン俳優が純粋ながら極端な感情を表現することができるのか疑問を持ったが、瞳を見て確信した。ある瞬間、獣のような目つきを要求したが、それをやりとげてみせた」と賞賛して観客たちの期待を高めている。ポスターと予告編が公開され謎と神秘を醸し出すムン・グニョンの姿からムン・グニョンの代表作のうちのひとつ、映画『箪笥』を連想させると爆発的な反応を見せている。

    『ガラスの庭』は韓国女性としては初めてカンヌ、ベルリン国際映画祭で受賞したシン・スウォン監督がメガホンを取って韓国映画の中では珍しいユニークな素材と独創的なストーリーを披露する。驚くべき演技力でスクリーンとブラウン管を魅了した俳優ムン・グニョンが博士課程研究員生の科学徒「ジェヨン」役を演じ、これまでの作品とは別の新しい雰囲気のキャラクターで演技人生の年輪を加える予だ。

    またキム・テフン、ソ・テファなど演技派俳優たちが現実的なキャラクターを演じて、ドラマ的な楽しさを伝え、細かい展開で緊張感を続け、ミステリアスな事件で最後まで好奇心を増幅させる。映画の中の背景となる森の景色が見せる夢幻的な雰囲気と、これをカメラに収めた流麗な映像など、技術的な成果はもちろん多くの意味を内包した共感できるテーマで濃い余韻を伝え、観客をひきつける予定だ。 10月25日に公開。
  • スタートゥデイ ハン・ヒョンジョン記者 | 入力 2017-09-19 09:23:36