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コリン・ファース「キングスマンの成功に韓国は重要」

    「マナーが人を作る(Manners maketh man)」という名セリフで地球村をとらえた『キングスマン:シークレットエージェント』(2015)が、続編『キングスマン: ゴールデン・サークル』(27日封切り)で戻ってくる。青少年観覧不可等級の限界を乗り越えて、国内で612万人の観客を集めたこのセクシーな諜報モノは、今回も私たちの心を捕らえるだろう。

    まず嬉しいニュースは、「スーツピット」の定石コリン・ファース(ハリー役)の帰還だ。前編で頭に銃弾を受けて死亡した彼だが、アメリカのステイツマン要員の緊急治療で起死回生。マシュー・ヴォーン監督としても、コリン・ファースのいない『キングスマン』は「あんのない蒸しパン」とも同じだったはずだ。

    映画は今回もはっきりした勧善懲悪の叙事を追うが、前編より版は大幅に大きくなった。

    「英国紳士対サイコパス悪党」という善悪対立の構図に、コードネーム「テキーラ」「ウイスキー」「シャンパン」を使う米国ステイツマン要員が協力する。前編のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)を受け継ぐ次ぐ新しい悪役は、巨大麻薬商のポピー(ジュリアン・ムーア)だ。幕開き序盤でキングスマンの本部いったいをミサイルテロで破壊させるほど、かなりの力と財力を持った人物だ。バレンチノが頭脳チップを通じて人類の絶滅を図った悪役だったなら、ポピーは致命的な薬物を拡散させて何百万もの人命を人質にとる。米当局に麻薬流通の合法化を要求して。

    これに対して、「麻薬常習者は死んでもいい」という態度で一貫した没落する米国大統領の姿は、少数嫌悪発言を厭わないドナルド・トランプ現米国大統領のひそやかな風刺として考えられる。 21日、ソウル市のCGV龍山で開かれた『キングスマン』来韓記者会見で、コリン・ファースとマーク・ストロング(マーリン役)、タロン・エガートン(エグジー役)に会って裏話を聞いてみた。次は一問一答。

    - 第2作がベールを脱いだ感想は?

    △ この映画は私には格別だ。韓国との特別な縁を結んでくれた作品なので。米・英に続き、今回3回目に訪問した。昨日、レッドカーペットで期待以上の反響とファンの情熱をそのまま感じた、忘れられない思い出になりそうだ。(コリン・ファース)

    △写真=27日封切り作『キングスマン2』の記者会見に出席したコリン・ファース、タロン・エガートン、マーク・ストロング(左から)

    - 第1作ではハリーがエグジーの父のかわり、メンターの役割だった。 第2作ではこの関係の変化が目立つ。

    △ エグジーにとってハリーは父に相違なかった。 第2編でのエグジーを見ると、ハリーを懐かしむ感情を感じることがありうる。劇中で「ハリーは私を必要とし、私はハリーを必要とする」というセリフがあるが、二人の関係がいっそう親密になっていることを知ることになるだろう。(タロン・エガートン)

    △ 両作品の二人の関係が重要だ。信頼と信仰の関係。 第1作では多くの人がエグジーの資質を疑うが、ハリーは彼を信じてくれて、キングスマンになることができるように助ける。 第2作ではその役割が少し変わる。ハリーが疑われて受けてリスクを負う。エグジーはそのようなハリーを続けて信頼し、以前の姿を見出そうと手助けする。(コリン・ファース)

    - 第1作とは異なり、今回はいっしょに戦う。

    △ 本監督に第1作でハリーが死ぬとき、いっしょに戦う場面がなかったのが残念だったと吐露したことがある。 第2作では二人のアクション場面が多くて本当に良かった。 第1作がキングスマンの一人一人のアクションだったなら、第2作は一緒のアクションが多い。まるでバレエダンスを踊るように。(タロン・エガートン)

    △ タロンの言葉に同意する。 第1作では私も死ぬということを初めて知ったとき、少なからぬ物足りなさがあった。ああ、ハリーの格闘シーンはもうないのだな…。第2作で生かされてすごく嬉しかった。(コリン・ファース)

    - ハリーは前編に比べてアクションシーンが減った。マーリンは今回、風変わりな姿を見せてくれる。

    △ 分量が若干減ったが、訓練の強度は前編に劣らなかった。アクション訓練を受けながら悟ったのは、すればするほどこれは演技より容易だということだ。(コリン・ファース)

    △ 第1作では冷静で厳しい教官の感じだったなら、今回は感情をとる信徒だし、ユーモラスなうえに甘い面もある。マーリンはファイターではなく、ラバー(lover)だったわけだ。(マーク・ストロング)
  • 毎日経済 キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-09-21 19:31:48