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2PM Jun.K「2PMメンバーと出会ったことが20代最高の幸せ」



    先入観なく聞いてくだされば嬉しいです。誰もに共感されるアルバムになることを願います

    デビュー10年目となるJun.Kの願いだ。2PMメンバーのJun.Kがソロアルバム『My 20's』に対する多様な話を交わした。

    本当は今年軍入隊を計画していたJun.K。今年2月26日ソウルオリンピック公園にて開かれた2PMコンサート途中に転落事故に遭い、これにより彼は軍入隊を1年延期せねばならなくなった。

    「もともとアルバムを準備しようとしていた時期ではありませんでした。入隊を控えており、家まで空けて引越しまでしました。何をせねばならないか迷い、アルバムを準備することが良いだろうとニューアルバムを発売することになりました。このアルバムは満29歳が見つめた僕の20代に対する物語です」

    先月27日に公開されたJun.Kのニューアルバム『My 20's』にはタイトル曲『引越しする日』をはじめとして『正直に話すよ』、『11月から2月まで』、『どうして』、『My 20's』まで5曲が収録された。Jun.Kはこのアルバムの全曲をプロデュースし作詞作曲へ参加して音楽とストーリーに真正性を加えた。

    「4月、5月頃からアルバムを準備しました。いくつかの曲を準備しました。曲を作りましたが、いくつかの曲が承認されませんでした。『この曲をタイトル曲にしよう』という雰囲気がありませんでした。実は今回のタイトル曲『引越しする日』は僕よりも会社でとても気に入った曲です。聞いて涙を流したという話も聞きました。会社の意見にしたがって『引越しする日』がタイトル曲になりました」

    タイトル曲『引越しする日』は別れた恋人との思い出が詰まった家を離れ、簡単には捨てることができず残していた恋しさをどうにか整理する内容。これは最近軍入隊を前に引っ越したJun.Kの実際の状況とも合った曲でもある。

    「今年5年ほど暮らしていた家を整理しました。引越しをしながら物がひとつふたつと消えて、家が空っぽになっていくところを見ました。とても見慣れないものだったんです。この中で過ごした日々が思い出されました。そんな姿を見ながら、歌詞に溶け込ませたいという考えになりました。引越しをするということは、その中で共にした思い出も一緒に消える気分になるということを内容で盛り込みたかったんです」

    『引越しする日』以外の収録曲にはDouble K、パク・ジミン、ソミがフィーチャリングに参加した。普段から親友として知られるDouble Kは『My 20's』に参加し、先公開曲だった『11月から2月まで』にはソミがフィーチャリングとして参加した。またJun.Kが20代に見つめた社会の話を盛り込んだ『どうして』にはパク・ジミンが支援射撃した。

    「『11月から2月まで』を作る際、女性の声が入ればいいなと思いました。溌剌なイメージに可愛らしい雰囲気の子を探していました。ちょうどソミと連絡ができ、快くやってくれると返事をしてくれました。もともとはフックの部分にはなかったのですが、一緒に作りながら追加されました。ジミンの場合には僕がとても彼女のボーカルが好きなんです。普段、彼女と音楽に対する話をたくさんします。話をしてみれば『この子は本当にアーティストだな』という考えになります。『My 20's』のフィーチャリングをしてくれたDouble K兄さんはとても親しい兄さんです。家も近いのでよく会います。Double K兄さんが快くこの曲を一緒してくれました」

    今回のアルバムはJun.Kの20代そのものだ。2PMとしてデビューする前の練習生の話、Jun.Kのはじめての社会生活、デビュー後に人々から感じた視線、20代のJun.Kが見つめた社会の姿などがそのまま収められた。彼は今回のアルバムを作りながら、自分の20代をゆっくりゆっくり振り返った。

    「たくさん悩みました。もともと曲作りするとき、30~40時間ずつ集中して作るのですが今回は違いました。文字をまず最初にたくさん書きました。20代の頃に考えたことについて振り返る時間でした。20代の記憶を呼び起こすために『サイワールド』の日記帳まで漁りました。練習生のときの話、デビュー前に心配したことなど多様なことが日記の中に書かれていました。そのときスケッチした絵、当時撮影した写真も参考にしました」

    2008年に2PMとしてデビューした後、Jun.Kは休む間もなく駆け抜けた。前だけを見て走った自身の20代についてJun.Kは「9年近く忙しく生きていたように思います。仕事がない日はほとんどありませんでした」と回想した。続けて彼は当時感じた心情について正直に打ち明けた。

    「これまでじっとしていても休んでいる感じではありませんでした。常に不安だったんだと思います。不安な気持ちで音楽作りをやってきました。2PMとして活動しながら大賞も受け取り、たくさん1位にもなりました。幸福な瞬間がたくさんありました。けれどその幸福の中にも一人で守ろうとしたことがありました。2PMの活動をしながらも、未来に対する心配がたくさんありました。何度も自らに尋ねました。『これからどうやって生きていく?30、40代はどう過ごすんだ?』と。僕が出来ることを作らねばという考えになりました。僕がうまくできることは音楽作りだという考えになりました。だから着実に音楽作りをしてきました。2012年に父が亡くなって感じたことがたくさんあります。家長となり責任感も大きくなりました。20代にはたくさん経験をし、経験を通じて成長したと思います。進路に対する悩み、未来に対する悩みは30代になっても続くでしょう」

    未来に対する悩みはJun.Kがアーティストとして今後進んでいく原動力となった。悩みを通じて彼は熾烈に成長した。何にでもぶつかり、日々無謀な挑戦の中で生きた。Jun.Kは「それでも今振り返ればとても恋しいですね。最近では慎重になります。そのとき、恐れがなくぶつかることがありましたが、今は慎重になり体を守ろうとしています」と20代を回想した。20代を過ごし一番幸せだったことについてJun.Kは迷わず「2PMのメンバーたちと出会ったこと。そして彼らと共に成し遂げた瞬間たち」だと答えた。

    「(2PMの)メンバーが本当に素直なんです。メンバーと出会うことになったことは、僕にとって一番大きな幸せです。互いに信じ、応援してくれる人々と出会いとても幸福で、今後も人生の同伴者のように過ごすことができるというのがとても嬉しいです。一緒に成し遂げたことに対して感謝しています。これまで苦しみもありましたが、そんな苦しみを体験しながらさらに力強くなったと思います」

    残念ながら暫くは2PM完全体での活動を見ることができない。今年9月に入隊したテギョンを皮切りに来年にJun.Kをはじめとしてメンバーが順に軍入隊する計画だ。それまで2PMメンバーはそれぞれの猟奇で個人活動を繰り広げる予定だ。2PMメンバーは除隊後に完全体としての活動を約束する。

    「2PMの歩みについては約束しました。みんな一緒に軍隊に行った後、帰ってきて団体公演とカムバック活動をすることにしました。そのときが来ることを指折り数えています。それまではみんな各自の領域で活動することになるでしょう。メンバー全員がもう少し、より自分の立場を固めてくれれば嬉しいです。成熟した姿で帰ってきた新しい2PMのシナジー効果を期待しています。今回はどんなコンセプトが2PMに一番似合うのかという話もしました。僕らはセクシーな姿が収められたコンセプトが良く似合うようだという意見もありました。完全体カムバックをするときには、きっと30代の男性として帰ってきた2PMの成熟した姿を見ることができると思います」

    30歳になるJun.Kは再び音楽に対し「切実さ」を求めた。今後も彼は2PMとして、ソロアーティストとして現実に安住せずに挑戦を続けていく予定だ。

    「2PMにはヒット曲があります。ヒット曲のある歌手となったことがグループとしてやり遂げたことだと考えています。ソロとしてはまだ階段を上っている最中です。ですから今回のアルバムカバーも階段を上っている姿です。20代をとても忙しなく過ごしました。僕を振り返ることができる時間がありませんでした。今年は僕を振り返る時間を持ちました。30代にはもう少し柔軟性を持って生きて行きたいです。現実に安住しようとしたときには、切実だった初心を探し自ら叱咤できる人間になっていればと思います。またもう少しゆったりと生きていきたく、大衆と疎通できる歌手になりたいです」
  • 記事=シックニュース / 写真=JYPエンターテイメント | 入力 2017-12-03 08:30:00