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キム・ドンウク「神と共に」で始める再びの全盛期

    「観客数ですか?僕らが予測できないほどに多ければ嬉しいでしょうね」

    誰が知っていただろうか。俳優キム・ドンウクがそうそうたるスター俳優たちを背に映画『神と共に-罪と罰』(以下、『神と共に』)の主人公となることを。生まれ変わるとすればイ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ、チュ・ジフンとして生まれたいと話した彼であるが、今では彼らに劣らず観客の愛を受け大きな人気を得ている。ただ「演技」だけで叶えた成果であるため、その結果がより価値がある。

    2017年が過ぎ行く前、キム・ドンウクがシックニュースと出会い『神と共に』をテーマに話を交わした。映画を見た観客であれば誰もが口を揃えて彼の演技を賞賛するほど、最近多くの好評を受けている彼は周辺の知人たちの反応を通じて人気を実感するという。

    「そういうことは(周辺の反応)もっと実感が沸きます。僕らは作品をするときもそうですし、どこかでそういったことを直接体感できる機会があまりありません。けれど周辺で親しい俳優や知人が連絡をくれ、記事をキャプチャして送ってくれます。朝目が覚めれば連絡が来ています。同じ演技をする同僚として、こういうことを一緒に喜んでくれ好いてくれることに感謝しています。一番最近では(イ)ハニさんとチョン・ドヨン姉さん、ユン・ゲサンさんが忙しいスケジュールにも映画を見てくださり、良い言葉を送ってくださいました。試写会のときに来てくださった多くの方々も最後まで残っていてくださった」

    キム・ヨンファ監督のオファーが入るやすぐに出演を決定したほど、彼にとって『神と共に』はプレゼントのような機会だった。韓国映画に大きな一線を引くだけの、ものすごい規模を誇る作品に自分の名前を載せることができるだけでも彼は感謝の気持ちを感じた。

    「個人的にファンタジー、SFが好きなので映画に合流することになりとても嬉しかった。実際は完全なファンタジーというジャンルを全面に打ち出してすることは簡単ではありません。ハリウッドでもファンタジージャンルを打ち出してみても容易ではなく、そんな作品に出演する俳優も多くありません。けれど韓国でそんなジャンルの映画を作るのに、その始まりを共にするということが僕にとっては大きな幸運でした」

    先立って彼はMBCドラマ『コーヒープリンス1号店』、映画『国家代表』などで演技力を認められたが、その後は思うようにならない作品成績によりスランプを体験したりもした。軍除隊後に映画『スリーサマーナイト』とJTBCドラマ『下女』、Eチャンネル『ライダース』など休まず演技活動を行ってきたが、大衆たちの反応は冷淡だった。その後奇跡のように『神と共に』と出会った。大衆と遠ざかっていた時間、落ちてしまった自信により負担も感じたが、彼は徐々に自分のペースを取り戻し、能力を発揮し始めた。

    「作品はずっとやっていました。けれど関心を受けることができなかった作品が多かった。監督から連絡を受ける前に悩みの時期があったと思います。個人的にたくさん悩む時間を過ごしていたときに(『神と共に』の)オファーを受け、だから実は最初は自信よりも負担が大きかった。自らこれをやり遂げねばならないという負担が大きく、序盤には現場で気楽に楽しみながら撮影できませんでした。そんな部分をたくさん解決してくれたのが(ハ)ジョンウ兄さんでした。ずっとくっついて撮影しながら自由に演技できるようすべて受け取ってくださり、そうしていくと昔のように再びエネルギーが生まれたんです」

    遂に彼は俗に言う「狂おしい演技力」で観客を揺さぶった。作品もまた彼のフィルモグラフィー史上歴代級に高い記録を打ち立てている。しかし彼は今も以前と同じ悩みを繰り返す予定だという。作品と出会い人気を得て、またいつ忘れられるか分からない俳優の人生を生きている彼は危機と機会を繰り返し成長している。

    「そんな悩みはずっとするでしょう。グラフのようにアップダウンがあるだけで作品がうまくいき愛されたからとすべてが解消されるようには思いません。俳優として、人間としてもっと成長しずっと発展しようと努力せねばなりません。そんな過程の中でまた悩み、敏感になる瞬間が来てそれを解決していくきっかけが生じ、そんなことが繰り返されるのだと思います。そういったことがある時にはこうやって作品を通じて来たりもし、またある時には予想もしなかった貴人と出会って解決したりもします」

    2004年にデビューし今年で15年目の俳優となったキム・ドンウクはいつしか30代中盤に入った。俳優としてはまだ前途が輝かしい年齢だが、彼は以前とは違いずっと慎重になった自分を発見していると話した。

    「自らに対する責任も少し生じ、より慎重になります。実際はまだ俳優としては若いので挑戦だとか失敗について恐れる位置ではないと考えます。そんな部分においてずっと作品を選び、演技的に挑戦したい気持ちに変わりはありません。けれど以前には20代の若いエネルギーと無謀さがあったとすれば(今では)作品に挑み選択し、それを終えることに対して少し慎重になったことは事実です」

    2017年12月、キム・ドンウクは『神と共に』を通じて再び跳躍のチャンスを得た。これに彼は新しい一年を迎え「休まず走りたい」と小さな願いを伝えた。

    「2018年は再び休まずに走る一年となれば嬉しい。ですから2018年を終える頃には『頑張って大忙しに休まず駆け抜けてみたらもう2018年が過ぎましたね』と話すことができるよう、熱心に走ってみたい」
  • シックニュース キム・ダウン記者 / 写真=ロッテエンターテイメント | (C) mk.co.kr | 入力 2018-01-07 08:15:00