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「賢い監房生活」13話 パク・ホサン、分別がなくても父親の愛は同じだった

「賢い監房生活」13話 

  • ▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。

    いつでも面白いとばかり思っていた、年甲斐のない文来洞カイストも一人の子どもの父親だった。子どものためであれば自分を差し出すことができる父親だった。

    10日放送されたtvN水木ドラマ『賢い監房生活』13話では、2上6房の人々の隠された物語が描かれた。ヘロンイことユ・ハンヤン(イ・ギュヒョン扮)は幼い頃から友人だったジウォンの話をしてキム・ジェヒョク(パク・ヘス扮)とイ・ジュノ(チョン・ギョンホ扮)にカミングアウトした。

    長期囚(チェ・ムソン扮)には過去に恋人がいたことを告白した。

    中でもこの日、文来洞カイストことカン・チョルドゥ(パク・ホサン扮)の隠された物語が視線を集めた。文来洞カイストは「子どもがいないから分別がない」という言葉に「息子が一人いる。二十一歳か二十二歳くらいになっている」と告白した。しかし文来洞カイストは子どもに会いたい気持ちは微塵もないとも答えた。

    その後、文来洞カイストの妻(キム・ソンヨン扮)が接見に訪れた。息子ゴヌが肝不全により生死の境にいるという事実を知らせに来たのだった。妻は「ゴヌは絶対に父親の肝臓は受け取らないという。けれど検査だけでも受けて欲しい」と涙を流して願った。

    文来洞カイストもやはり父親だった。彼は息子の危険を知りすぐに肝臓を差し出すことを決意した。手術を控えた文来洞カイストは偶然エレベーターで息子と隣り合わせになった。それぞれベッドに横たわった状態でゴヌは「父さんだろう?」と尋ねたが、文来洞カイストは涙を堪えながら「人違いのようです。すいません」と話した。息子が自分を嫌っていることを知っていたためについた嘘だった。

    手術は無事に終わった。文来洞カイストは妻に「息子の顔を見たい」と願ったが、妻は「ゴヌに尋ねたけれど、会いたくないという。前科者の父親がすごく嫌だと。あなたは罰を受けた」と話して涙を流した。文来洞カイストは息子に対する恋しさに泣き崩れた。

    文来洞カイストは退院日まで息子と会うことができなかった。文来洞カイストは妻に「ゴヌに父さんがとても愛していると伝えて欲しい」と話した。自分を否定する息子でも、父親は愛するほかになかった。つねに分別なく見えた文来洞カイストの隠された姿だった。

    また、文来洞カイストは病院を退院する際に西部刑務所ではなく南部刑務所に移管されるという知らせを聞いた。2上6房の仲間たちと挨拶を交わすこともできないまま、別れることとなった。
  • スタートゥデイ シン・ヨンウン記者 / 写真=tvN放送画面キャプチャ | 入力 2018-01-11 07:01:03