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「手をつないで」9・10話 ハン・ヘジンが家族思い涙…視聴率わずかに上昇
「手をつないで - 沈む夕日を眺めよう」9・10話
- ▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。『手をつないで - 沈む夕日を眺めよう』ハン・ヘジンがユン・サンヒョン、イ・ナユンに向かう心配から崩れ落ちた。自分の命よりも大切な家族に向かう心配と哀切な思いが込められた涙が視聴者に深い余韻を与え再び視聴率が上昇した。
4日放送されたMBC水木ドラマ『手をつないで - 沈む夕日を眺めよう』では、娘セッビョル（イ・ナユン扮）に向かう心配から自分を犠牲にしてでも治療方法を探そうとするヒョンジュ（ハン・ヘジン扮）の姿が描かれた。またヒョンジュは夫ドヨン（ユン・サンヒョン扮）と遂に裁判所に行き離婚手続きを行った。
その後夕日を見つめドヨンとセッビョルに向かう心配から涙を流すヒョンジュの姿が視聴者の胸を締め付けた。
病院で目覚めたヒョンジュは、ドヨンに気づかれるかと急いで病院を後にした。しかしヒョンジュが目の前で倒れたところを見たドヨンは検診を受けるよう勧めたがヒョンジュは少しめまいがしただけだと状況を避けようとした。さらにヒョンジュは明日法院に行こうと強い態度で背を向け家に入ろうとするドヨンの前をふさいだ。ヒョンジュの変化した姿にドヨンの傷は深まった。
結局法院で離婚に判を押した二人に3ヶ月の熟慮期間が与えられた。今もなぜこんなことが起きたのか困惑するドヨンにヒョンジュは「どうして私と結婚したの？ダヘのもとに戻ることもできたのに。セッビョルのせい？」と最後まで酷い言葉を伝えた。ドヨンは過去にヒョンジュが子どもが出来たという言葉に結婚を急いだことを思い出し、その後急いでヒョンジュの後を追ったが二人はすれ違うばかりだった。
一方、病院に向かったヒョンジュはいつもと違い嬉しそうなソクジュン（キム・テフン扮）と出会った。ソクジュンは米国でヒョンジュと同じケースの患者を治療できる手術方法を発見したと笑顔を見せた。ソクジュンは嬉しそうに今夜米国でリアルタイムで手術過程映像を送ってくれるから一緒に確認しようと家の住所を差し出した。ソクジュンの言葉を聞いたヒョンジュはソファに座り込んだ。信じられないというように呆然とした表情の裏に一抹の希望を抱き言葉にできない複雑な感情を示した。
しかし希望の喜びは長く続かなかった。ソクジュンの家を訪れたヒョンジュは憤怒し絶叫するソクジュンを目の当たりにする。ソクジュンは「死んだって。はっきりと道が見えたのに、手術を開始するや脳がめちゃくちゃになって」と悲しそうに泣いた。申し訳ないという言葉を繰り返し、正気ではないように嗚咽するソクジュンの姿と、ぼおっと立ったヒョンジュの姿が相反し視聴者に悲しみを抱かせた。
またダヘ（ユ・イニョン扮）はJQ事業を餌にドヨンを絶えず挑発した。ドヨンはチェ・ジュン（ホ・テヒ扮）と自分を競争させる理由を尋ねた。これにダヘはJQにてチェ・ジュンの設計図がほぼ確定した状況で自分がドヨンにチャンスを与えようと話したと、ドヨンを推薦したように話を伝えてドヨンを驚かせた。ダヘは「だから必ず成功して。つまらない女性問題で残りの人生を台無しにせずに。その次にあなたを奪う。奪うだけの価値があってこそ奪うものでしょう」とこれまで押し殺してきた涙を溢れさせた。はじめて見るダヘの心からの涙にドヨンはダヘを抱きしめ、頑なだった気持ちが徐々に揺れることを感じた。
ヒョンジュはセッビョルと遊園地に遊びに出かけたが、瞬間的に襲う痛みに倒れてしまった。不吉な予感がしたセッビョルはヒョンジュに駆け寄り、何とか気を取り戻したヒョンジュはセッビョルを安心させ「騙されたでしょう」と冗談だったふりをしたが、セッビョルはすべて知っているように涙を流した。ヒョンジュはセッビョルを抱きしめて「お母さんが死ぬかもしれない。ごめんね、セッビョル」と近づく自身の死を娘に知らせた。しかしセッビョルは「先生が全部直してくれる」とヒョンジュの胸に抱かれた。互いを抱きしめ合ったが、互いがとても恋しいというように涙を流した。
幼いとばかり思っていたセッビョルが想像以上に心根が深くヒョンジュを慰める姿は視聴者の涙腺を刺激した。セッビョルはソクジュンのもとを訪れて自分も頭の写真を撮って欲しいとお願いしに行ったという話しをし「悪いと思わないで、お母さんのせいじゃないでしょう。お母さんが私が知るかもとしどろもどろに。私には話してもいいのに、もう知っているのに」と涙を拭って笑顔を見せた。家に帰りながらヒョンジュは自転車の後ろにセッビョルを乗せ、心の中で「祈ります、この子は助けてください」と願った。ヒョンジュの腰をぎゅっと抱きしめるセッビョルと空を見つめるヒョンジュの姿が切なさを倍増させた。
その後ソクジュンはヒョンジュのもとを訪れた。淡々とした態度のヒョンジュの前でソクジュンは「偉そうにしてすみません。毎日のように考えます、私が神であれば」と切実だった自分の気持ちを伝えた。ヒョンジュは先に「私は失望していません」と再び開始するという意思を伝えた。ヒョンジュは自分は手術を受けないとし「違う治療はすべて受けるから、代わりに約束してください。私が死んだ後にも手術する方法を探し出してください」と自分の病を引き継ぐ娘を心配した。これにソクジュンは「子どものためにそうなんですね」と涙を流し、ヒョンジュに必ず探し出すと約束した。
家に帰ろうとしたヒョンジュは一人で過去を回想した。ヒョンジュが病にかかる前、夕暮れにドヨンとヒョンジュは散歩をした。夕日が沈む姿を背にヒョンジュを立たせたドヨンは手でカメラを作ってヒョンジュの姿を写しだした。ドヨンは「本当に綺麗だ。まるでおばさん天使のようだ」と笑った。ヒョンジュを愛らしく見つめて笑顔を見せるドヨンと、夕日を背に幸福な笑顔を見せる二人の姿が美しく描かれた。二人は互いに手をつないで夕日に向かって歩き出した。
しかし現実でドヨンはいなかった。ヒョンジュは一人で泣いた。自分の前に与えられた運命と、残されるドヨンとセッビョルを考えれてヒョンジュは泣いた。夕日で赤く染まる空を見つめて泣くヒョンジュの姿が視聴者の涙腺を刺激した。
一方、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、この日放送された『手をつないで - 沈む夕日を眺めよう』10話視聴率は首都圏4.6%、全国4.2%を記録した。これは先週放送よりも0.1%、0.4%上昇した数値であり、水木ドラマの中で唯一視聴率上昇を見せているため、今後のドラマ展開への期待が高いことを立証した。 - スタートゥデイ シン・ヨンウン記者 / 写真=MBC放送画面キャプチャ | 入力 2018-04-05 07:50:12
