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イ・ビョンホン、1話あたり1億5000万ウォン…スターのギャラにはブレーキがない

    9年ぶりにテレビドラマにカムバックする俳優イ・ビョンホンのtvN土日ドラマ『ミスター・サンシャイン』(脚本キム・ウンスク)出演料が1話当たり1億5000万ウォンという報道がされた。24部作であることを考慮すると彼がこのドラマを通じて得る収入はなんと36億ウォンだ。

    『ミスター・サンシャイン』の場合は制作費が約430億ウォン程度で、イ・ビョンホンの出演料は総制作費の約8.5%に相当する。

    tvN側は3日、「出演料は対外秘で具体的な金額などは確認できない」という立場を明らかにした。

    7日に初放送される『ミスター・サンシャイン』はKBS2ドラマ『太陽の末裔』(2016)とtvNドラマ『トッケビ』(2017)のコンビであるキム・ウンスク作家とイ・ウンボクPDの新作だ。制作費400億ウォンを注ぎ込んだ。辛未洋擾など戦争シーンをリアルに撮影するために1万人の出演者が動員され、国内で初めて1900年代の大韓帝国と日本植民地時代を網羅する6000坪の単独セット場も作った。

    アジアを越えてハリウッドでも活動しているイ・ビョンホンの出演料は海外市場での販売まで念頭に置いた待遇と見ることができる。『ミスター・サンシャイン』は企画段階から海外市場でも魅力的な作品として評価された。CJ E&Mの子会社でありドラマ制作会社のスタジオドラゴンは最近、Netflixと『ミスター・サンシャイン』放映権の契約を締結した。業界によると販売金額は300億ウォンと推定される。

    イ・ビョンホンの高額出演料をめぐってはオンライン上で甲論乙駁が行われている。「ハリウッドプレミアムまで持つイ・ビョンホンなら十分に値する出演料」という意見から「相対的剥奪感を感じさせるトップスターだけに偏っている待遇」という意見もある。

    しかし、これは特別新しいことではない。過去『太王四神記』に出演したペ・ヨンジュンが1話当たり2億5000万ウォンの出演料を受け取ったという報道もされた。

    昨年はSBSドラマ『あなたが眠っている間に』のイ・ジョンソクとtvNドラマ『花遊記<ファユギ>』に出演したイ・スンギが、それぞれ1話当たり1億2,000万~1億3,000万ウォンの出演料を受け取ったことが分かった。

    先立って「グンちゃん」ことチャン・グンソクが2012年KBS 2TV『ラブレイン』で1話当たり1億ウォンを受けとった。当時『ラブレイン』は日本に1話当たり30万ドル(約3億2000万ウォン)で売れた。チ・チャンウクも一昨年tvN『THE K2』で1話当たり1億ウォンを受け取った。

    韓流スターの中国映画出演料も韓国映画出演料の2倍~3倍に達するほど高い。男性の韓流スターの場合は15億ウォン前後を、女性の韓流スターの場合は10億ウォン内外の映画出演料を受け取る。ソン・ヘギョやソン・スンホンなどが10億ウォンを超える出演料を受け取って中国映画に出演した。

    ある放送関係者は「ドラマ市場が大きくなっているうえ、Netflixが国内市場に進出して大規模ドラマ制作の現象はさらに顕著になっている」とし「俳優のキャスティングは作品の完成度と興行に絶対的な影響力を与えるため、スターキャスティング戦争は加熱する見通しだ」と予想した。

    海外販売やテレビ、ビデオ、DVDなど付加版権まで拡張し、ランニングギャランティーが適用される範囲はさらに増える見通しだ。

    スター1人のギャラが制作費の3分の1、あるいは4分の1を占めても、スターのキャスティング戦争はさらに加熱している。『星から来たあなた』や『太陽の末裔』『トッケビ』のような大ヒットを夢見るからだ。これが俳優の名前に莫大なギャラを支払う理由だ。
  • 毎日経済 スタートゥデイ チン・ヒャンヒ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-03 14:39:48