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「油っこいロマンス」チョン・リョウォンとジュノの新ロマンス…序盤から登場していたら

    キッチンロマンス『油っこいロマンス』が最終回を迎えた。チョン・リョウォンとジュノが結婚を約束してハッピーエンドを迎えたが、ドラマ序盤に逃した視聴者層を呼び戻すことができず、視聴率の面ではもったいない結果となった。

    17日、SBS月火ドラマ『油っこいロマンス』(脚本ソ・スクヒャン、演出パク・ソンホ)が38話の放送を最後に幕を下ろした。『油っこいロマンス』は熱した中華鍋の油よりも熱い3人の男女の濃い恋愛談であり、唾液腺まで刺激するラブコメキッチン活劇という事前の説明のとおり、チョン・リョウォン、ジュノ、チャン・ヒョクの出会いが初放送前から期待を高めた。

    また、ソ・スクヒャン作家は先立ってMBC『パスタ』、SBS『嫉妬の化身』などの人気ラブコメを執筆しており、今回手を組んだ俳優たちとの演技の相性に注目が集まった。しかし新鮮な設定と既存のロマンチックな流れの組み合わせを台本に溶け込ませるのが難しかったのか、『油っこいロマンス』は序盤から視聴層を確実につかめなかった。

    惜しかった序盤の流れを後にして『油っこいロマンス』が徐々に息を吹き返したのは、ジュノとチョン・リョウォンのロマンス、ジュノとチャン・ヒョクのブロマンスが際立つようになってからだ。何よりもロマンスとブロマンスが、多少不足していたドラマのスピード感も自然に流れるようにする効果を生んだ。

    緊張感を与えようとしていた部分で逆に視聴者層の反感を招き、逆に軽く描いたロマンスやブロマンスで好評を得た。これは『油っこいロマンス』が最終回を迎えた今、残念な部分として残っている。ラブコメディというジャンルに合わせてもう少し早めに劇中のキャラクターたちが感情をはっきりと表していたら、視聴者がより簡単に『油っこいロマンス』の中に引き込まれたのではないかという質問をせざるを得ない。

    ストーリーは残念だったが俳優たちの演技には指摘がまったくなかった。 KBS2『キム課長とソ理事』、JTBC『ただ愛する仲』を通じて主演としての地位をしっかりと固めたジュノは歌手をはじめとして俳優としても認められた。『油っこいロマンス』が二つの作品よりも話題性は低かったものの、彼の一味違った姿を見ることができた点が好評を博して、次の作品への期待を高めた。

    さまざまな作品の中の美しいヒロインのキャラクターを演じてきたチョン・リョウォンと「信じてみる俳優」と言われるチャン・ヒョクの演技にも悪評がなかった。また、『油っこいロマンス』の中の華やかな助演たちまでがドラマにコクを加えた。 1人2役の演技を完璧に消化したイ・ミスクから、キッチンの仲間であるイム・ウォニ、チョ・ジェユン、ホン・ユンファ、そしてキム・サグォンなどのドラマに欠かせない脇役が活力を吹き入れた。

    もしかしたらこのような俳優たちの掛け合いの部分と、チョン・リョウォン、ジュノの甘くほろ苦いロマンスが放送の序盤に登場していたらという物足りなさが残る。
  • シックニュース イ・ウォンソン記者 / 写真=SBS「油っぽいメロ」 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-21 11:55:00