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TXTデビュー…パン・シヒョクの魔法、また通じるか


    パン・シヒョク(写真)の魔法は今回も通じるだろうか。

    5日、「トゥモローバイトゥゲザー(TXT)」がソウル市広津区のイエス24ライブホールで、メディアショーケースを行った。防弾少年団(BTS)の弟チームで、いちはやく話題を集めたボーイズグループだ。 4日のエムネットは新人グループとしては異例で、かれらに単独「デビューショー」を編成した。この番組はウェブ上で約350万回再生され、熱い関心を受けた。

    これは全世界を強打したBTSのハロー効果として説明できる。所属事務所であるBit Hitエンターテインメントは5人組ボーイズグループ「TXT」がデビューする前広報として、「防弾少年団の弟」というフレーズを大々的にかけて期待感を育ててきた。さらにはBTSが年初「ソウル歌謡大賞」をはじめとする各種の公式席上でTXTに言及してきたことで、チームの認知度は大きく上昇した。 4日にTXTが公開したミュージックビデオは13時間で1000万ビューを超え、デビューアルバムは全世界44の地域でiTunesの1位をさらった。ボムギュ(18)は、「ぼくは防弾少年団先輩たちの大ファン」だとし、「たまに会社で会うたびに胸が震えて言葉もかけることができなかったが、先輩たちがチームを優先しろ、素晴らしいアーティストなれと言ってくれて力が出た記憶がある」と言う。

    デビューアルバムのタイトル曲『ある日頭から角が出てきた』はシンセポップ(シンセサイザーを主に活用したポップ音楽)ジャンルで、神秘を与えるところに力を注いだ。音楽評論家のチョン・ビョンウク氏は「BTSの後続アイドルであり同じにボーイズグループとして、どんな差別化要因を置くのか気になった」とし、「明るいシンセポップトラックが中心で、画然として異なるコンセプトを持たせたのはうまい戦略だったと判断している」と説明した。

    歌詞では思春期の感性が際立つ。 「私の体が狂ったみたい/私の頭には角が生えて」のように、少年の情緒を露骨なまでに表わした。先輩のBTSと6年の差があるグループだけに、アーミー(ARMY・防弾少年団ファンクラブ)よりも低い年齢層のファンを攻略しようとする事務所の戦略と思われる。

    チョン評論家は、「年が変わるにしたがって、新しいアイドル消費層が続いて生まれてきているからだ」とし、若い年齢層のリスナーに新鮮にアピールしようとする意図だろうと解釈した。チーム内の唯一の外国人メンバーであるヒュニンカイ(17)は、「角は十代の痛みの象徴」と言い、「(私たちは)ますます成長して行くので、少年美を強調した」と紹介した。

    強力なパフォーマンスを見せてくれたBTSのように、TXTもこの日はポッピンダンスに基づくナイフ群舞を披露した。その一方で頭から角が立つような姿を指で表現したポイント振り付けで、可愛らしさを強調することを忘れなかった。デビューショーケースで披露するにはあまりに動線が複雑で、やや過激な振り付けだったにもかかわらず失敗することなく消化したことが印象的だった。

    リーダーのスビン(19)は、「パン・シヒョク プロデューサーは私たちに練習だけが自信の基本だとアドバイスしてくれた」とし、「防弾少年団の先輩たちも、いまだに舞台に上がる前には練習をしていると聞いた」と話した。

    ただし、彼らは今回のアルバムでは作詞・作曲に直接参加することはなかった。 BTSがデビューしてから「自作ドル(作詞・作曲を自らするアイドル)」としての面貌を浮き彫りにしたこととは対照的だ。ボムギュは「私とヒュニンカイが難しい作詞・作曲をこなしているが、まだ先輩たちの実力には及ばない」とし、「実力を伸ばしてアルバムにも自作曲をのせることができたらと思う」と念を押した。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-03-05 17:29:52